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二番目の山羊 ~アイヌは先住民族に非ず

2008年の先住民決議は騙し討ち。2019年のアイヌ新法も不当です。 ※現在は、twitterもFBもやっていません。 【 pixiv:5770560 】

アイヌに製鉄技術? 松前藩の禁鉄モデルは既に否定

アイヌ……というより、
北海道の歴史を知らない人は
ミスリードされるかも(°_°;



※以下、資料として全文。面倒なら読み飛ばして下さい(↓)


2023.03.20 苫小牧民報
アイヌの伝統マキリを自作 飯島さん
たたら製鉄法で 虎杖浜の砂鉄と木炭使用 白老


白老町の白老民族芸能保存会理事の飯島宏之さん(40)=町竹浦=は、町内の砂鉄と木炭を使い、昔ながらの製鉄法でアイヌ民族伝統の小刀(マキリ)を作ることに取り組んでいる。夏までに3本を製作する考えで、古代製鉄の伝承活動を続ける「室蘭・登別たたらの会」代表、石崎勝男さん(78)=登別市緑町=の協力を得て作業に力を注いでいる。

 マキリは、アイヌ民族が宗教儀礼に用いる木製祭具イナウを作る時などに使う神聖な祭具。

 飯島さんは「地元の素材を使い、自分で鍛錬して作ったもので祈りをささげたい」との思いを秘めていた。町虎杖浜地区の砂浜では砂鉄が採れることから、この砂鉄を町内産の木材で作った木炭を燃やした熱で製鉄し、マキリを作る構想を抱いていた。

 これを知人のドローンカメラマン瀧谷栄さん(56)=白老町竹浦=が知り、5年ほど付き合いのある石崎さんを昨年12月上旬に紹介。飯島さんの思いに強く胸を打たれた石崎さんが、協力を買って出た。

 石崎さんの手掛けるたたら製鉄は、原料の砂鉄を木炭を燃やして製錬し、鉄や鋼(はがね)にする1000年以上前からの伝統的製鉄法。粘土製の炉で木炭を燃やし、砂鉄から鉄塊である鉧(けら)を作り、これを熱してはたたき、折り重ねては鍛えることを繰り返し、1本の刀に仕上げていく。

 飯島さんは年明けから石崎さんの自宅にある工房に定期的に通うようになり、製鉄技術を磨いている。春が近づく工房には、鉄槌を振り下ろすたびに火の粉が舞う緊張感に包まれながらも、鉄を打つキーンという高い音と男たちの朗らかな掛け声が響く。

 飯島さんは「お金で買ったマキリでカムイ(神)にささげるイナウを削りたくない」と胸の内を語る。鉄の打ち方やタイミングを指導する石崎さんは「白老産の木炭は火力が安定している。『地元の素材を使い、伝統製法で作りたい』という気持ちがうれしい。応援してやりたい」と目を細める。

 2人をつなげた瀧谷さんは、鉄を打つ飯島さんの姿を見守りながら「石崎さんが『一緒にやろう』と言ってくれてうれしかった。工房で学んだことが白老での技術継承にもつながれば」と話す。

 マキリは完成後、仙台藩白老元陣屋資料館で8月11日に開かれるイベント「陣屋の日」でお披露目される予定。
https://hokkaido-nl.jp/article/28692






……記事冒頭に、こう書かれているけれど。

>昔ながらの製鉄法でアイヌ民族伝統の小刀(マキリ)を


予備知識がない人は、アイヌが製鉄の技術を
持っていたのかと錯覚して、読み進めてしまうかも。

しかしながら、考古学的に得られる所見はこうです(↓)



東京大学大学院人文社会系研究科・文学部 2008年度
北海道における鉄文化の考古学的研究
-鉄ならびに鉄器の生産と普及を中心として-
 笹田 朋孝

※一部を抜粋
北海道では製鉄と鋳造は行われておらず、精錬と精錬鍛冶は時期・地域が限られていることが明らかとなった。換言すれば、北海道における鉄の技術とは鍛冶の技術である。その中でも鍛錬鍛冶工程が中心であった。そのため、高い鍛冶技術を必要とする鉄器(刀剣や鉄斧など)は、オホーツク文化・擦文文化・アイヌ文化では生産できなかった。本州以南の鍛冶との技術差は埋まることが無く、最終的にアイヌの鍛冶は和人の鍛冶によって駆逐されたと考えた。近世後半の和人の鍛冶の普及を考えれば、松前藩によりアイヌの鍛冶活動が禁止されたとする深沢百合子の「禁鉄」モデル(深澤1989)を敢えて設定する必要がないことを指摘した。

※笹田朋孝氏(現・愛媛大学准教授)の論文概要、全文(↓)
https://www.l.u-tokyo.ac.jp/postgraduate/database/2008/624.html






……つまり、北海道には製鉄技術が存在しなかったのよ。
アイヌか擦文か、オホーツクかに関係なく、技術自体がなかった。

ただ、製鉄・鋳造された製品を、本州以南から手に入れて、
鍛錬する職人はいた。壊れた製品を補修できないと困るでしょ?

それも、あくまで一時的、地域限定のことだったみたいだけれど。


もう一つ。「アイヌの鍛冶は和人の鍛冶によって駆逐」と読むと、
恐ろしい想像をするかも知れないけど。技術力で敵わなかっただけ。

一頃は、「松前藩が禁止した~、弾圧だ~」って騒いでいたんだけど。




そういった予備知識を頭に入れた上で、記事本文をもう一回読むと。


①飯島宏之氏という個人が、
②小刀を製鉄段階から自作したいと考え、
③石崎勝男氏という技術者に教えを乞うた。



……という流れだと判る。




「室蘭・登別たたらの会」代表の、石崎勝男氏。
元高炉マンだそうで。日本の伝統技法である「たたら製鉄」を、
後世に伝えるため、室蘭市を拠点に活動なさっている方みたいです。

日本の伝統を護ろうと活動する、数少ない職人さんの一人なんですね。


アイヌ利権に対抗することは大事だし、学術的反論も大事だけれど。
発信の仕方を工夫しないと、日本に必要な人まで傷付けてしまいます。





2023/3/26  不破 慈(曾祖母はアイヌ)  ※アップ当日、タイトル修正

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笹田朋孝氏(現・愛媛大学准教授)は、以下の記事でも紹介しました(↓)
 近世アイヌは土器を使わない:和人社会から鉄鍋を入手 (2022/06/05)
 http://fuwameg.blog.fc2.com/blog-entry-2270.html

[タグ未指定]
[ 2023/03/26 12:52 ] アイヌ問題 -4.DNA・人類学・考古学 | TB(0) | CM(0)

杉田水脈議員に味方したLGBT:未来ある子供達に税金を

マイノリティの中のマジョリティは、
「差別ガー」の日本叩きに興味がない。






>「我々に構わず、未来ある子ども達に税金使ってくれ」


……完全同意です。私は異性愛者だし、性自認も女だけど。
25歳になってすぐ、医療ミスで子供を産めない身体になったの。

だから、私も生産性がない人間の一人なのよ(*^▽^*)
杉田水脈議員、言葉の選び方に工夫が必要だったとは思うけど。
文脈から、「将来世代を優先した予算配分を」という意味だと判るし。


ただ、メディアの杉田バッシングに対抗して横行したデマは最悪だった。
だって、生物学の本をきちんと読めば、大抵はこう書いてあるから(↓)

「生命の本質が、子孫を残すことにあるなら同性愛は異端となる。
 しかし、自然界を見渡せば、自らは子孫を残すことなく
 種の繁栄に貢献する個体をいくらでも発見できる




……解りやすいのは、ミツバチのコロニーだろうね。
働きバチは自らの子孫を残さない。それは女王バチの役目。

つまり、「同性愛は生物学的に異端である」というデマは、
本の記述の前半部を切り取ったもの
。メディアと手法が同じ。





折角だから、現在の生物学での考え方を説明しておくね♪

環境に適応して、自らの子孫を繁栄させられる度合いを、
学問の世界では「適応度」という指数で表すんだけど。

その適応度には、大きく分けて二種類があるのよ。


 個体適応度……直系の子孫をどれだけ残せるか
 包括適応度……傍系の子孫をどれだけ残せるか



……個体適応度は、説明の必要がないわよね。
子・孫といった、自分の遺伝子を直接受け継ぐ子孫。

それに対して、包括適応度。早い話が、甥っ子や姪っ子よ。
兄弟姉妹、イトコにハトコ。自分と共通の遺伝子を持つ親族。


自分に何かあっても、家族や親戚が生き延びて子孫を残せば、
結果的に、自分(と共通)の遺伝子が後の世代に伝わるでしょ?

実際、甥や姪が可愛くて仕方ない、という同性愛者の話を耳にする。




そして、ここからは、生物学(自然科学)というより、社会科学の話だけど。
適応度の概念を土台に解釈を広げれば、新たな視点でこの言葉と向き合える。


>「我々に構わず、未来ある子ども達に税金使ってくれ」


日本という国家の繁栄に、貢献しているんだよ。




2023/3/21  不破 慈(曾祖母はアイヌ)

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杉田水脈議員に関連して、以下の記事も宜しくお願いします(_ _)

【画像】アイヌコスプレおばさん ←子孫の私が思う (2022/12/07)
 http://fuwameg.blog.fc2.com/blog-entry-2300.html

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[ 2023/03/21 13:18 ] 保守活動 -7.LGBT・フェミニズム・DV | TB(0) | CM(0)

「差別」のレッテル貼りで、学者生命すら絶たれる

マイノリティの中のマイノリティが一言、
差別だと叫べば、どんな研究でも葬られる。


下手をすれば、学者生命も絶たれてしまう。


砂澤陣「北海道が危ない!」20160913、発行:育鵬社、発売:扶桑社

※抜粋
 河野本道は、昭和58年から平成5年までアイヌ協会(当時はウタリ協会)でアイヌ史』の編集委員を務めていた。これには私の姉のチニタも関わっていた。しかし、『アイヌ史』の編集作業に際し、原稿をまったく入れないどころか、協会に都合の悪い記述の訂正ばかり求めるアイヌ協会の体質に苦労しながらも、客観的な編集姿勢を貫かれた。

 それを気に入らなかったアイヌ協会は、彼に『アイヌ史』の編集作業を一任しながらも、出版されるや、アイヌ差別であると、河野に対してなんと損害賠償請求を起こしたのだ。
※砂澤陣著、「北海道が危ない!」p71-72/育鵬社2016.09





でも、協会の主張はズレているのよ。

だって、河野本道先生ご自身が、
アイヌ系日本人なんだし。




2023/3/12  不破 慈(曾祖母はアイヌ)

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河野本道先生は、2015年にお亡くなりになりましたが。 ※1939年生
流れを変えることさえ出来れば、研究が再評価されると信じております。

[タグ未指定]
[ 2023/03/12 12:57 ] アイヌ問題 -1.アイヌ・IR利権 | TB(0) | CM(0)

マイノリティの中のマイノリティばかり尊重される

マイノリティの中のマイノリティ、
マイノリティの中のマジョリティ。




以前から、「アイヌ問題と図式がそっくりだな~」と思っていたんです。


 マイノリティの中のマイノリティ:
   プロアイヌ(アイヌ民族)/ 急進的なLGBT活動家

 マイノリティの中のマジョリティ:
   一般のアイヌ系日本人 / 一般のLGBT(性的少数者)




……ちなみに、平成18年の調査では、
道内のアイヌ系住民が 23,782だったのに対し、
アイヌ協会員は 2,700でした。大半は関わっていません。


LGBTに関する正確な数字は知りませんが。似たような感じでしょう。


政府もメディアも学者も、マイノリティの中のマイノリティばかり重宝します。
マイノリティの中のマジョリティは、無視されます。利用価値がないからかな?

スピーカーを得られない状態で踏ん張る方々を見ると、他人事だと思えません。
アイヌ問題から少し離れますが、ゲイ当事者・松浦大悟さんの著書を紹介します。



松浦大悟著、LGBTの不都合な真実、秀和システム20210925

 イギリスでは世界に先駆けて手術要件が廃止され、10年以上経ちます。この間、公的機関や民間機関によって「セルフID」が導入され、自己申告で性別を変えられるようになったのですが、これが社会に大変な混乱をもたらしました。スポーツジムの女性用シャワールームに男性器が付いたままのトランス女性が入ってきても、誰も何も言えない。「この時間帯は少しご遠慮いただけますか」とお願いすること自体が差別となるからです。2016年にセルフID制度を施行したノルウェーでは、ペニス付きのトランス女性に注意した女性が警察に通報されました。


 日本には温泉や銭湯など、海外にはない固有の文化があります。幼少期の娘さんが女湯に入っているとき、ペニスのついた自称女性だという人が前を横切ったら親御さんはどう思うか。彼女や奥さんが温泉に入っているときに異性愛者の女装家と遭遇したら、彼氏や旦那さんはどう思うのか。心配するのは人間の感情の働きとして自然なことだと思います。

 トランスジェンダー活動家は、「私たちは権利を主張しても実際にそれを行使するようなことはしません」「男性器のあるトランス女性が女湯に入っているケースはない」といいますが、残念ながらそれは事実とは違います。「股間タック」という文字で検索してみてください。股間タックとは陰茎と睾丸を体内にしまい、睾丸の皮で女性の股間のようなワレ目をつくる技術のこと。この方法で女湯に入ることに成功した人たちが再び陰茎を外に取り出し、恍惚とした表情で放尿している動画や画像をいくらでも発見することができるでしょう。彼らのような女装する自分の姿に性的興奮を覚えるオートガイネフィリア(自己女性化愛好症)も、現在トランスジェンダーとして分類されているのです。


 東大でクィア学を教える清水晶子教授は、「『選び取られたわけではない近接性』がすでに――気づかないうちに――進行している」と述べています(『思想』2020年3月号)。つまり「いまだってペニス付きのトランス女性は女湯に入っているのに、あなたたちは気づかないじゃないか。それで何か問題があるのかというわけです。そうした現実があるということは学者たちも分かっている。けれども理念のほうを優先させてしまっているのです。


 また、新宿2丁目の老舗レズビアンバー「ゴールドフィンガー」では、性別適合手術をしていない白人のトランス女性が訪れ、その日行われていた出会い系イベントに自分を入れろと騒いだことがありました。その人には妻子もいたそうですが、トランスジェンダー活動家は入場を断った店側だけを糾弾し、謝罪させました。性自認は他人にはわからない。どんなに身体が男性でも自己申告で女性だと言われれば、それを信じるしかない。第3者が「あなたは女性/男性ではない」と言及することが差別になるからです。ここに性自認至上主義最大のアポリアが存在します。

※LGBTの不都合な真実 活動家の言葉を100%妄信するマスコミ報道は公共的か
 松浦大悟/秀和システム/2021年9月25日初版 [p111~113より抜粋]





……店側は、利用客(レズビアン)の安全を守ろうとしただけですよね?

妻子のいる白人トランス女性が、マイノリティの中のマイノリティなのか、
マイノリティの中のマイノリティを装っていただけなのかは、不明ですが。


結局、性自認・性指向に関係なく、危険に曝されるのは生物学的な女性です。





2023/3/5  不破 慈(曾祖母はアイヌ)

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トランスジェンダーには、異性愛者の男装家・女装家まで含まれるそうで。
性別移行を終えた(適合手術を終えた)性同一性障害の当事者からは、
「自分達をTの枠組みから外して欲しい」との要望もあるのだとか。

当然ですよね。性同一性障害は、趣味嗜好の問題ではありませんから。
でも、学者は無視。権威の学説に反すれば、どんな見解も却下されます。

[タグ未指定]
[ 2023/03/05 15:23 ] 保守活動 -7.LGBT・フェミニズム・DV | TB(0) | CM(0)
ふわふわでぇす!

ふわふわ

Author:ふわふわ
不破 慈(ふわめぐみ)

アスペルガー症候群(軽度の自閉症スペクトラム/神経発生発達障害の一系統)です。もともとは個人的なブログ(主に当事者研究やエッセイ発表の場)でした。

協会の不正を告発する砂澤陣さんの活動を知り、亡くなった父が、私をアイヌどころか北海道とも無関係に育てた理由が解りました。

父方の祖母は陸奥源氏、福島の母方は東北の蝦夷(安倍氏)。私自身は神奈川県横浜市で生まれ育ちました。


※最も解りやすいアイヌ問題
   ↓↓↓


 ◆アイヌ狂歌シリーズ


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