二番目の山羊 ~曾祖母はアイヌ

和人との婚姻を強制された? 旧土人保護法にそんな条項は存在しません。道庁のHPで全文を確認できます。

アスペ考:自己と他者の境界線

アスペ考、と言うより。 「発達障害」考、ですか?
過去記事をリライトしてアップします。  ※ほとんど別物ですが。

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さて問題です。

リビングに、二人の女の子がいます。
一人はアン。一人はメリー。

二人の目の前には、赤い箱と白い箱。
そして人形が一つ。

アンは赤い箱に人形を入れ、部屋を出ます。
メリーは内緒で人形を白い箱に移しました。
暫くするとアンが戻って来ました。

果たしてアンは、一体どちらの箱から、人形を取り出そうとするでしょうか?

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悩む必要はありませんよね? 答えは「赤い箱」。
簡単です。当たり前。

が。 ここで、
重度のアスペルガー症候群(発達障害の一)は、「白い箱」と答えます。

何故か解りますか?  これまた答えは簡単です。
「白い箱に人形がある事を、自分が知っているから」。


所謂、「知的障害」ではありません。
かえって、知能指数は高かったりします。

では、何故、こんな判断をするか。
「自分と他人の区別」が付かないんです。





皆さん、最初から、「成人」ではありませんでしたよね?
「オギャー!」と、お母さんのお腹から生まれて来る。

で。乳幼児期。 子育て経験のある方なら解るでしょう。

赤ちゃんは。「オギャー!」と泣いて訴えれば。
「ミルクが欲しい」のか、「オムツを替えて欲しい」のか。
「淋しいから、構って欲しい」のか。

「ママは解ってくれる」と思っています。
いえ、信じています。 疑っていません。


乳幼児期に、親に対して行う要求など、
そう種類も多くないし、大した労苦でも無い。

だから、「こなせる」し、
「子供だから」と言う理由で、「その心理状態」には別段、注意も払わない。

が。この時。 子供は信じて、疑ってないんです。
「私の欲しいもの、して貰いたい事。 解ってるでしょ?」と。

だから、解って貰えないと、「オギャー!」と怒る。



で。通常であれば、知能の発達と共に、 「お母さんと私は、
別々の人間だから。何でも解るワケじゃないんだな」と、理解する。

その「自分と他人は、別個の存在である」と、認識出来ないまま育ってしまう。
知能の発達とは、アンバランスに育ってしまう。 だから「発達障害」。





「自分」と「他人」の「区別が付かない」。
境界線が引かれないまま、育ってしまう。
これが「コミュニケーション能力の不全」に繋がります。

「他者に対する想像力」云々、の前に。 私は「ここ」だと考えます。


つまり。
 「自分と他人の区別が付かない」 → 
 「目の前の人間が傷付いた。でも、自分は痛くない。じゃあ、痛くないよね?」



優しくないワケじゃないし、性格が悪いのとも、少し違う。

脳が、知性とのバランスを保って発達しない障害」です。





で。 私は、と言えば。
「情報の共有(人形の在り処等)」に関しては、混同した事はありません。

ただ、「興味の対象」や、「好み」に関しては、二十歳過ぎまで、
個々人それぞれに嗜好がある、とは気付けませんでした。

果たして、「障害として軽度」なのか。
アスペルガー症候群に多い、「知能の突出」と言う面で、「重度(強度)」なのか。

「情報の有無」に関しては、「知能による判断」が可能だからです。
※だって、「見ていたか、見ていなかったか」。 明らかでしょう?


現在、コミュニケーションにおいては、
「高い知能(数学脳)」を駆使し、心理学を身に付ける事で、多少、補っています。

定型発達者からすれば。
「負担が大き過ぎるから」、匙を投げたくなるんです。

「負担が軽減出来れば」。 多少の気遣いはして貰える。
日本人は、世界で稀に見る、心優しい国民です。社会はそんなに冷たくない。





アタシの育った環境は、恵まれていないどころか、劣悪です。
母親は、私に時間も手間も掛けられませんでした。

父親が放蕩の限りを尽くし。 母は、生活費を稼ぎながら、家事をこなし。
引き取った連れ子は、札付きの非行少年(兄)と、身体の弱い少女(姉)。

「お前の世話は楽だった」と、よく言われました。



2014/05/06  不破 慈 (2012/04/14、初出)

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【追記】

そう言えば。この記事と、この記事の後。

  2014/02/04  精製された鉄の塊  ※本文中にリンク済み
  2014/02/05  お店の前で飼い主さんを待つ、いじらしいワンちゃん達


暫く経ってから、某アスペ仲間が、心理学本を読んでたんですよ!
以前、奨めた時には、「どうせ解らないから」とか言ってたのに!(笑)

ウチのブログは読んでないと思ったんだけど……。
何処ぞから、話が伝わったか?  あの時、アクセス凄かった。





ワンコ、好きだよ(* ̄∀ ̄*) ニャンコも好き(* ̄∀ ̄*)
可愛いコは、み~んな好き(≧з≦)

きっと、遺伝子の8割が、「可愛い」で出来てるの!
だから、可愛くなるしか無いの!  ビバ★肉cute!
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[タグ未指定]
[ 2014/05/06 23:47 ] アスペ考/心理学 | TB(0) | CM(8)
はじめまして。
元彼女がアスペルガーでして、この記事でかなり理解できた気がします。
優しくないわけでも、性格が悪いわけでもない。でもなにか違和感をもってました。
頭痛いーとか体調悪いって言っても大丈夫?とか気にする言葉を言ってくれた試しがなかったり。
この子の頭の中には俺は全く居ないのかな?と思う事ばかりでした。

気分を害されたら申し訳ないのですが、執着についてブログ主さんにお伺いしたい事があるのですが質問よろしいでしょうか?
[ 2015/07/18 13:51 ] [ 編集 ]
ねこ様、はじめまして。 m(_ _)m
ようこそお越し下さいました。コメント有難うございます。


> 頭痛いーとか体調悪いって言っても大丈夫?とか
> 気にする言葉を言ってくれた試しがなかったり。
> この子の頭の中には俺は全く居ないのかな?と思う事ばかりでした。

そ、それは……(汗)
お付き合いするような関係性で、
気遣いの言葉が一つも無いと云うのは、かなり淋しいですね……。

私自身は、相手の様子だけを見て、調子を判断するのは難しいです。
ただ、言葉に出して言って貰えれば、状態を理解出来ますから、
「大丈夫?」とか、「何処かで休憩する?」とか、気遣う事は出来ます。

……もしかすると、その女性は、愛着の問題が有ったのかも?

コメント頂いた記事は、以前に書いたものなので、
当時は愛着障害に付いての知識が無かったのですが。

多少、コミュニケーションは、ちぐはぐしていても、
乳幼児期の親子関係が良好だと、他者を思い遣る気持ちが育まれるようです。

もう目を通して頂いたかも知れませんが、
愛着障害に関してはこちらの記事に起こしました。
症状自体を、詳しくは説明していませんが。

http://fuwameg.blog.fc2.com/blog-entry-1415.html


手前味噌のようで申し訳ないのですが、私自身は、
今以上にコミュニケーションが取れていなかった二十歳ぐらいの頃、
会社の先輩達から、「性格は良いから」と可愛がって貰いました。

事務所内でも、ペンギン動作は酷いし、会話は成立しないし、
入社した当時は、「何、この子?!」と思われていましたが(笑)

日本社会は、本当に有り難いですね。
時間は掛かっても、最終的に、内面を見て貰えます。


> 気分を害されたら申し訳ないのですが、執着について
> ブログ主さんにお伺いしたい事があるのですが質問よろしいでしょうか?

執着、ですか。ハイ、私でお答え出来る事なら。
猛暑で、体調管理に苦心しており、お返事は遅くなるかも知れませんが。
その辺、お時間を頂けるのであれば。


長くなってしまいました。ではこの辺で。
あ、最後に。私も、猫(と犬)、好きです(* ̄∀ ̄*)
[ 2015/07/20 12:35 ] [ 編集 ]
ふわふわ様

ご丁寧な返信ありがとうございます。
自分も猫犬大好きです(笑)

リンクの記事も読みましたが、かなり近いなと思わさせる事がありました。核家族で幼少期から自分のご飯は自分で。父母共に働きに出ていて妹の世話も小さい頃からさせられている。そんな環境だったと聞かされた事があります。ご飯なんてまだ作れないからご飯に塩ふって食べてたとか。
愛着の問題もかなりあったのかもしれません。

アスペルガー症候群についての重さ軽さはわかりませんが、出会った当初からなんでそんな事言ってしまうの?と不思議に思ってはおりました。
また、運動についても球技がかなり苦手でボール投げが学年最下位や、バスケットボールの授業の度に「ボールがうまくつけないからバスケ嫌い!」と言っていたのを思い出します。

彼女なりに思いやり?こっちの事を考えての行動?だったのかな?と思う事はありましたが、基本自分の事は関係ないって事ばかりでした。
よくアスペルガーの特徴に挙げられる・執着のある対象には支配的な考え って表現がぴったりだったかなと思う関係でした。

では質問させて頂きます。
かなりの執着を受けまして、何度(10回以上…)別れようが連絡つかないようにしようが、もう二度と連絡してくるな!と言おうがまた違った手段を取ってでも連絡をしてくる。
恋愛関係でもあったのでこれにかなり惑わされました。これは好意からの執着なのか?と。
当時はアスペルガー症候群について知識0でしたので、こちらも理解をしてあげられなくて申し訳なかったなと後悔してますが。
だから今更理解したくて勉強しているような状況なのかもしれません(>_< )

もちろん個人差あるとは思いますが、ふわふわ様なりのご意見頂けたら嬉しいです。

かなり暑い日が続きますし、体にご自愛ください!

[ 2015/07/20 17:49 ] [ 編集 ]
ねこ様

> ご丁寧な返信ありがとうございます。
> 自分も猫犬大好きです(笑)

こちらこそ、温かいお人柄が溢れるメッセージ、感謝します。
可愛いですよね、猫も犬も。ウサギもハムスターも、皆可愛い!


早速、ご質問頂戴した件ですが。

> かなりの執着を受けまして、何度(10回以上…)
> 別れようが連絡つかないようにしようが、
> もう二度と連絡してくるな!と言おうが
> また違った手段を取ってでも連絡をしてくる。

「執着」の以前に、「理解していない」のだと思います。
もしかすると、彼女からしてみれば、
「一時的な感情からの発言」と考えていたのかも知れません。

幼少期のお話から、ご両親から、突き放されていた様ですし。
そうなると、「別れよう」と切り出されても、
「またどうせ、構ってくれるんでしょ?」と成ります。

日常的に、「お前みたいな子は要らない」と告げられていたなら、
ねこ様の方が、遥かに、別れを切り出す際も、優しい姿勢と思います。

彼女には、判別が付かなかったのかと。


加えて、ねこ様との関係性に対しても、深く斬り込んでしまいますが。

> 恋愛関係でもあったのでこれにかなり惑わされました。
> これは好意からの執着なのか?と。

「親代わりを求められていた」に近い状態では無かったかと。
彼女からしてみれば、初めて、「自分に優しくしてくれる相手」だったんです。
だから、幼子が親を追い駆けるように、ねこ様に「執着」した。

幼い子供は、養育者に対して、自分の都合を押し付けるだけの存在です。
子供であれば、それは成立します。ですが、恋愛は「対等」な関係です。

ねこ様の手に余ったのは、当然の事と思います。


もう一点、言及させて頂きますと。

> よくアスペルガーの特徴に挙げられる・執着のある対象には支配的な考え
> って表現がぴったりだったかなと思う関係でした。

恐らくは、「愛着障害の特徴」です。
アスペルガーでは無くとも、こういう人間関係を築く人は相当数、存在します。
一般には、この見解は、なかなか広まらないとも考えていますが。
発達障害の専門家にも、愛着障害を抱えている人が少なくないのです。
自身の問題から、その道に進んだケースですね。……認めたくないでしょう(苦笑)

身体能力が、それほどまでに低かったなら、
確かに、何等かの先天的要因の可能性は無いとは言い切れません。
が、特定の人物(ねこ様)への執着自体は、彼女の生い立ちに原因が見られます。


実は、発達障害を引き起こす原因遺伝子、複数種類、確認されていますが、
逆に、その原因遺伝子を一種類も持っていない人間は、この世に存在しません。
一人の人間に、複数種、集中しているケース(実際、有ります)でも無い限り、
発症するか否かは、環境で左右される面が大きいのです。

それを以って、「遺伝要因
(ここでの意味は、真性のアスペルガー症候群)」とは、誰も言いませんよね。


> 当時はアスペルガー症候群について知識0でしたので、
> こちらも理解をしてあげられなくて申し訳なかったなと後悔してますが。
> だから今更理解したくて勉強しているような状況なのかもしれません(>_< )

ねこ様のお心遣い、当事者の一人として、深く御礼申し上げます。
ですが、どうぞ、気に病まれないで下さい。
いくら、配慮や理解は大事だと言っても、程度問題です。
ましてや、ねこ様は、お医者様でも、臨床心理士でも無いのですから。

ですが、色々と調べて下さって、本当に有り難いです。
発達障害急増の背景に、愛着の問題が潜んでいる事を考えれば、
社会全体で危機を認識し、取り組みが必要と考えます。

拙宅は保守ブログですので、こういう言い方をしますが、
日本が、隣国の状態に近付いてしまう可能性も有ると云う事です。

特に、韓国では、急増どころか、激増中なのです。
なので、数字だけを見て、「アスペ=韓国人」と騒ぐ人が居るのでしょう。
純粋に、遺伝要因なら、発症率は一定で、激増など起こり得ない。
つまりは、社会環境を含めた、養育環境の問題なのです。


長くなってしまい、申し訳ございませんでした。
ねこ様、温かいお心遣い、本当に感謝します。

> かなり暑い日が続きますし、体にご自愛ください!

ねこ様も、体調管理、注意なさって下さい! 今年は凄そうです(沈)
[ 2015/07/21 16:56 ] [ 編集 ]
ふわふわ様

これまた丁寧でわかりやすい返答ありがとうございます。
素晴らしい考察にすごい知識…専門家の方かと思ってしまいましたm(_ _)m

愛着障害とアスペルガー症候群て症状似てるんですね比べてみると。
親みたいに思われているのは本当に当てはまっていました。なにからなにまで話を聞いていたし、しゃべってくれていたので。

頼られていた事には変わりはないのでそれで少しは自分の気持ちも落ち着きそうです。
参考に致します。
本当にありがとうございました!
手短ではありますがお礼のみ失礼致します。
[ 2015/07/23 20:53 ] [ 編集 ]
ねこ様

こちらこそ、丁寧にお礼の返信まで有難うございます。

> 素晴らしい考察にすごい知識…専門家の方かと思ってしまいましたm(_ _)m

褒め過ぎですよぉ(苦笑) でも、有難うございます。
実は「凄い知識と専門家みたいな考察」、これもアスペルガー症候群です。


> 愛着障害とアスペルガー症候群て症状似てるんですね比べてみると。
> 親みたいに思われているのは本当に当てはまっていました。
> なにからなにまで話を聞いていたし、しゃべってくれていたので。

似てるんです。確かに。ただ、その言動の裏にある「心理」が違う。
私も、相手の状態を無視して(と言うより気付かず)、延々喋ってしまいます。
自分の興味のある事に頭が行くと、夢中で何も入って来なくなるんですよ(笑)

愛着障害の場合は、「相手に自分を受け入れて貰いたいから」かな?
「褒めて貰いたい」とか、「気遣って貰いたい」とか。

……どっちが性質悪いんだか( ̄∀ ̄;


> 頼られていた事には変わりはないので
> それで少しは自分の気持ちも落ち着きそうです。

コメント文からだけでも、ねこ様の温かいお人柄が伝わって来ますから。
彼女に取っては、「初めて、自分に手を差し伸べてくれた人」だったのだと思います。

本当に、「恋い慕っていた」のだと。
それが本来なら、幼少期、親に向ける感情だったとしても。


少しでも、お気持ちに整理が付いたのなら良かったです。
ねこ様の優しさこそ、とてつもない「才能」です。
優しい人は、「人として優れて」います。

その優しさで、誰か素敵な女性を幸せにして上げて下さい★
[ 2015/07/24 16:49 ] [ 編集 ]
ふわふわ様

暖かい言葉ありがとうございます。
アスペルガーの方を責めてるわけではありません。気を悪くしないでください。
自分自身精神的にかなり追い詰められていて暖かい言葉に涙が出ました。

もっと早くアスペルガー症候群の知識があれば。もっとはやくわかっていれば。
後悔だらけです。
そして知れば知るほどこちらもそれなりの覚悟が必要な事。

愚痴になってしまいました(^0^;)すみません。
[ 2015/07/24 18:43 ] [ 編集 ]
ねこ様

> アスペルガーの方を責めてるわけではありません。
> 気を悪くしないでください。

そんな事、これっぽっちも思ってませんよぉ!
心配しないで下さい!

アスペルガー症候群にしたって、愛着障害にしたって。
専門家ですら、揺れに揺れて、対応に苦慮している状態なんです。

第一、ある程度の年齢であれば、当事者側にも工夫が必要です。
愛着障害であれば、カウンセリング等、手立ては有るのですから。

先ずはねこ様、傷付いたご自身の心に、手を差し伸べて上げて下さい。
ねこ様のご家族も、ご友人も。それを願っていると思います。

ありがとうございました。
[ 2015/07/25 09:25 ] [ 編集 ]
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Author:ふわふわ
不破 慈 (ふわ めぐみ)

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