中国の次は、インド。ビジネスマンにとっては、EU経済の困窮と同じく、共通認識でしょう。
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沈むヨーロッパ [ #AIIB #ユーロ危機 …… ] (2015/05)ご存知でしょうか? 海外派遣された記者が、
真っ先に挨拶して回るのは、現地で活躍するビジネスマンです。
理由はカンタン。情報を持っているから。
じゃあ、記者は? 情報を、発信する力のある人ですね。
ですが、後追い記事を、更に追い駆けているようでは、後手後手です。
諸々の数字を抑えておくだけでも違うと思います。
中国が発表しているのは、マイナスとマイナスで、
プラスに転じたとしか思えない数値ばかりですが……(沈)画像は、幻冬舎より2011年6月に出版された本ですが、
インドの基本的な情報を知る上で、一般の方にも、大変、有益と思います。
~ 人口12億の巨大市場・インド ~インドが、中国に継ぐ人口を擁する
大国である事は、中学の社会科で習っていると思います。
……って、いつの間にか、12億を超えていましたよ! ( ̄〇 ̄;注目すべきは、その人口構成です。
世界人口の、25歳以下、その25%を、インドが占めています。
25歳以下の若年層の中、4人に一人が、インドの若者なのです。
対する中国が、日本以上の超高齢化社会を迎えている事、ご存知でしょう。
12億と言うだけでも、充分、魅力的なのに、
インドは、更なる潜在性を秘めた、マーケットなのです。
~ イギリス統治下で身に付けた、グローバル・スタンダード ~インドがイギリスから独立した事は、皆さん、ご存知ですよね?
大変、過酷な植民地支配でしたが、欧米式の
グローバル・スタンダードに完全対応可能な点、現在では強みです。
知的所有権は、厳格に保護されます。
海賊版が横行する、中国・韓国とは、別世界です。
日本からの、技術供与面も、安心・安心ですね。
~ 世界で活躍する、NRI (Non-Resident-Indian) ~日本人には、「印僑」と言った方が、イメージし易いかも知れません。
海外で成功しているインド人を、「NRI」と呼ぶのだそうです。
「太陽の沈まぬ国」と呼ばれた、
かつての、大英帝国領内全域に展開しているのですから、
正に、全世界規模のネットワークです。
(華僑の比では無いでしょう)現在、インドでは、IT産業の発展が目覚しいのですが、
その技術は、殆どが、シリコンバレーから、
NRIによって持ち込まれたものだそうです。
イギリスの富豪・TOP10の中、3人がインド人。
アメリカで働く医師の、3割がインド人。
!(゜∀゜;そして、彼等が、高度な医療技術を
インドに持ち帰った事から、通貨安の関係も有り、
先進国から、パスポートで治療に訪れる人も、後を絶ちません。
以上、簡単で申し訳ないのですが、
本の中から、ちょっぴり、インドの魅力をお伝えしました。
インドは、国と考えるより、
大陸と捉えた方が、日本人には解り易いそうです。
日本は、(政治的に)一国一民族ですが、
インドは広く、5つの民族から成っており、
地域により、文化・習俗・食習慣・宗教、まるで違います。
古来より、哲学議論が盛んで、人々は主張をぶつけ合う事を恐れません。
それが、東京裁判における、パル判事の、勇気ある発言の土台にも成っています。
そして、言うまでも無く、外交・ビジネス面の、駆け引きの強さでも有ります。
一方で、裏を返せば、一致団結が難しい事にも繋がります。
貧困層や人権問題(カースト制・女性の地位等)も多く抱えています。
背景には、地方のインフラが整っていない面が大きいです。
個々人の努力では、貧困から抜け出せないレベルなのです。
貧困の皺寄せは、女性に来ますね。が、国家としての可能性・潜在的な成長率は、計り知れません。
日本の、高いハード・インフラの技術が、強く望まれています。
ですが、私はここで、無責任に扇動する事は出来ません。
海外で、事業を展開する実力が有るか否かは、また別問題だからです。
一頃、(未だに?)マスコミの報道に乗せられ、
「中国、中国!」と、バーゲンセールのように飛び付いて、
撃沈した人間の、何と多い事か。
ですが、先頃。 中国が、国家として
三井商船に働いた海賊行為は、皆様のご記憶に新しいでしょう。
人治主義と、法治主義。
国家として信頼すべきは、どちらか、等と、説明の必要が有りません。
2015/05/21(22) 不破 慈

ただ、中国は、既に、経済植民地として、インドを狙っています。
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