原発が止まってるのに、
石油も止められたら、日本、終わりだね( ̄∀ ̄)アカに踊らされ、一つ覚えに邁進の皆様方。
凍死どころか、餓死する覚悟はお有りですか?
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※本文全引用(改行だけ、数箇所、加えました)鍛冶俊樹の軍事ジャーナル
第199号(8月7日)
*インド洋の戦い 中国の南シナ海進出が問題となっているが、中国が海洋進出しているのは、南シナ海だけではない。日本領である尖閣諸島を含む東シナ海は言うまでもないだろうが、もっと重要なのはインド洋だ。
実は中国の南シナ海進出とインド洋進出は、中国の新シルクロード構想「一帯一路」を見れば明らかなように、連携した一つの戦略である。
http://www.sankei.com/world/photos/150416/wor1504160043-p1.html 香港を起点とし南シナ海を通り、シンガポールを回航しインド洋に出てミャンマー、バングラデシュ、スリランカ、パキスタン、アフリカの紅海沿岸に軍事拠点を設ける戦略は、各点を線で結ぶとあたかも真珠の首飾りのように見えることから、米国防総省は「真珠の首飾り戦略」と呼んで警戒している。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%9C%9F%E7%8F%A0%E3%81%AE%E9%A6%96%E9%A3%BE%E3%82%8A%E6%88%A6%E7%95%A5 さて日本は石油と天然ガスの8割を中東から輸入している。これは今の所、安価で良質なエネルギー資源を日本に安定的に供給してくれる地域が他にないためである。
もしもこのエネルギー供給が停止した場合、日本国内の物流は完全に停止することになるから、1年以内に日本国民の大半は餓死することになる。
そうした状況は、今の日本では、おそらく想定しがたいのであろう。安保法制の審議で「石油なんかのために戦争をするなんて」と叫んだ野党議員がいた。だが想定しがたい状況を想定の範囲外としたために福島第1原発の事故は起きたのではなかったか?
中東からエネルギー供給の停止が想定しがたい理由としては、「世界各国が安価で良質なエネルギーを求めているから、停止を各国が認める筈はない」という判断がある。だが欧米の中東へのエネルギー依存度は2割であり、中国は5割程度である。
中国の場合、新シルクロード構想により陸路を開発しているから、インド洋を経由するエネルギー供給の割合をさらに低下させることが可能だ。つまり欧米や中国は、インド洋で紛争が起きても日本ほどは困らない。
そこで例えば、中国が軍事的手段を用いて日本に向かうタンカーをインド洋で停船させた場合、これを直ちに解除させるためには軍事的手段しかないが、日本にはインド洋までの戦力投入能力がないから、米国やインドなどの周辺国の協力は不可欠だ。
だが自国の将兵を無条件で貸し出す国など世界中にある訳はない。ではその条件とは何かと言えば、互いに軍事的困難に陥った場合には互いに軍事的手段を提供するという事前の約束であり、国際法ではこの約束は集団的自衛権としてのみ認められるのである。
日本の自衛隊は紅海の入り口のジブチに基地を築いている。ところがそこに隣接する形で中国は軍事拠点を建設している。
日本の存亡を決するような戦いが今起きるとすれば、そこは東シナ海でも南シナ海でもなくインド洋なのである。*
中国の海洋進出について明日、孫子経営塾で講演する。関心のある方は是非。
http://sun-tzu.jp/メルマガ記事URL :
http://melma.com/backnumber_190875_6245565/軍事ジャーナリスト 鍛冶俊樹(かじとしき)
1957年広島県生まれ、1983年埼玉大学教養学部卒業後、航空自衛隊に幹部候補生として入隊、主に情報通信関係の将校として11年間勤務。1994年文筆活動に転換、翌年、第1回読売論壇新人賞受賞。2011年、メルマ!ガ オブ ザイヤー受賞。2012年、著書「国防の常識」第7章を抜粋した論文「文化防衛と文明の衝突」が第5回「真の近現代史観」懸賞論文に入賞。
経済を知らずして、
国家安全保障戦略は語れないけれど。安全保障を知らずに、
経済を語るのも、また愚劣よね。高校三年間、お世話になった保守教諭の教えです。
2015/08/10 不破 慈

余談ですが。原発停止させている代わりに、
今、
老朽化した火力発電を、無理矢理稼動させている状態です。
3年5年、10年で、エネルギー政策転換なんて、不可能だからね???
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