ふぃ~、やっと読み終わった(^▽^;
谷沢永一先生と、渡部昇一先生の共著、
「孫子・勝つために何をすべきか」(PHP研究所/2000.04)

不破は、幼少から、孫子の兵法に惹き付けられておりました。
ただ、子供が読めるようなものが無く、勉強は進みませんでしたが。
武器を棄てれば戦争が無くなるだの、
平和憲法で国が護れるだの、考えた事も有りません。
その意味では、
GHQの苛烈なプロパガンダも、無意味では無いかも知れませんね。
⇒
占領下、日本の子供達はプロパガンダに晒されて育った(2015/04)占領国側のWGIPに晒され育った母より、これまた苛烈な戦争教育を受けました。
未就学の児童が、「慰安婦」と云う単語を、素で会話に出していたレベルです。
「左巻きのアカ様」は、これを心より賞賛なさいます(^^)
現に、「素晴らしい!」とのコメントを頂戴した経験がございます故。
無論、誰彼の子供に関係なく、
健やかな成長を願うお父様・お母様方であれば、「虐待」と判断します。
それが、「社会常識」と云うものです。
ところがどっこい。
それで私の脳を「汚鮮」する事は不可能なのです。
私は早くから、一つの結論に達していました。
「人類が存続する限り、戦争は無くならない。
が、実際の戦闘状態を避ける、
或いは、被害を最小限に喰い止める方法は有る筈だ」
私は、孫子の訓示に目を開かされました。
「
戦わずして勝つ」
「真実」は、遥か2500年も昔に、明かされていたのです。
軍事の本質とは、これに尽きます。
古武術を今に伝える方のお話で、感銘を受けた事がございます。
「
殺し方を教えないから、うっかり殺してしまうのだ」
時に、酒に酔ったボクサーが人を殺してしまう事件が有ります。
何故、殺してしまうのか?
彼等の拳は、殺傷能力の高い武器です。一級品です。
ですが、彼等は教えられていません。「人の殺し方」を。
つまり。
「
何を何処まで殺れば、死んでしまうのか」が、判らないのです。
ボクサー側が、不当な喧嘩を吹っ掛けられる事も有るでしょう。
「素人に手は出せないだろう?」と、少年法を悪用する類の外道に。
では、ボクサーは只管に殴られ続けなければならないのでしょうか?
否、それはおかしい。ボクサーにも人権が有ります。
最良の解決法として、「安全な止め方」を実践する事。
ただ、多勢に無勢の場合、如何に強者とて防戦一方では苦しい。
時に、反撃は必要なのです。
そしてそれは、「何を何処まで殺れば、死ぬか」が判っていなければ難しい。
「うっかり殺してしまう」かも知れません。
そして、それ以前に。
自分が、「うっかり、殺されてしまわない」為に。
本書では、大東亜戦争での事例を多数挙げ、
我が国の戦略的欠陥を、孫子の教えに沿って解説して有ります。
「聖戦、聖戦」と、一つ覚えを繰り返したところで、日本は勝てません。
感情論・精神論に頼って、先の戦争では、大敗を喫したのです。
無駄弾を撃つのはお止めなさい。
だが、発言するなとは言わない。
「
撃ちたければ、撃ち方を覚えなさい」
15年前の本ですが、戦略の必要性を学ぶ為にも良い教材です。
「愛国」を唱えれていれば、国が護れると思ったら大間違い。
日本は、未だ劣勢です。
【 倉山満の砦 】 http://www.kurayama.jp/安倍談話を聞きながら(2015/08/14)http://www.kurayama.jp/modules/wordpress/index.php?p=14652015/08/14 不破 慈

2015/07
集団的自衛権、景気条項と同類の罠が仕掛けてある。
15年も前の本なので、手に入らないとは思いますが。
他にも、兵法や大東亜戦争を戦略的に解説した本は多く出版されています。(15日)
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