旧土人保護法廃止により、
和人・アイヌの別なく、日本人です。
戸籍に明記されていないと云う事。
現在、協会員のみが、「法的にはアイヌ」。 北海道アイヌ協会員 : 2,700名(協会発表)
アイヌ系北海道民 : 23,782名(H18道調査)
存続論の底流を探って ―放送メモから―札幌テレビ放送(当時)ディレクター 中川昇
『コタンの痕跡』(旭川人権擁護委員連合会 昭和46年)
(一部紹介、漢数字をアラビア数字に、改行も加えてあります) 戦後有名無実となり、アイヌ差別の侮蔑的な呼称をもつこんな時代錯誤の法律はなくしてしまえというのは至極当たり前の話にきこえた。しかし、われわれがそこで奇妙に思ったのは、
アイヌの人たちで組織しているウタリ協会が、法の廃止に絶対反対を唱えているときいたことであった。
ウタリ協会は戦前のアイヌ協会が中断して戦後21年に発会、現在約900名の会員がいるという。現在北海道に住むという推定1万5千のアイヌ系の人々の数からすると、会員の数は微々たるものだが、一見まことに正論であると思われる廃止運動に、アイヌの人たち自身に強い抵抗があるという事実は、見過ごすことができない。
6月10日
この問題についてウタリ協会に電話で取材する。
電話口に出たのは津屋恒男副理事長であった。
「旭川の廃止運動なんてお話にならんのだよ。全道5万のウタリの生活は一般和人の生活レベルと較べるとまるでお話にならんくらい低い。……少なくともわれわれの仲間が、一般和人のレベルまで持って行かれるまで廃止などとんでもない話だ」
電話口から響いてくる津屋氏の声は怒りに満ちているようであった。この日の取材で、旭川とウタリ協会の意見は全く対立するものであること、そして、
旭川に住むアイヌ系の人々は一人もウタリ協会に入っていないことを知った。
(ここまで)
アイヌ系日本人の一人として申し上げます。
先住民決議を取り消して頂きたい。
あれは形を変えた旧土人保護法の復活です。協会員は、国連へのVIPチケットを手にしました。2016/02/23 不破 慈(ふわめぐみ)
終わりに、示現舎さんより、鳥取ループさんの記事をご紹介します。
北海道アイヌ探訪記(5)
「利権を行使しまくっているこの不合理」 (2016/02/19)
(一部引用)
金子快之市議第1回の冒頭で説明したとおり、そもそも筆者がアイヌを探しに北海道に訪れたきっかけは、金子快之札幌市議(当時)のツイッターでの発言がクローズアップされ、マスコミなどの集中砲火を浴びたことである。問題の発言は次のとおりである。
「アイヌ民族なんて、いまはもういないんですよね。せいぜいアイヌ系日本人が良いところですが、利権を行使しまくっているこの不合理。納税者に説明できません」
2014年9月1日、筆者は騒動まっただ中の金子市議の元を訪れた。札幌市内にある事務所を尋ねると、当の金子市議は電話応対の真っ最中だった。今日、自民党の会派を辞めたところだという。
筆者が金子市議にまず聞いてみたのは、アイヌ民族がいるかどうかということよりも、後半の「利権を行使しまくっているこの不合理」が何かである。「アイヌ民族なんて、いまはもういない」という部分だけがクローズアップされているが、本来地方議員にとっては、税金に関わる問題こそが重要なはずだ。
「僕はアイヌについては、ユーカラ(叙事詩)や木彫の民芸といったことしか知りませんでした。しかし、3年前に議員になった時にアイヌ協会から手紙が来たんですよ」
それは、アイヌ文化センター(サッポロピリカコタン)で行われるアイヌの式典の招待状だったという。実際に行ってみると、式典の後に民主党や社民党や公明党の議員が挨拶をしているのを見て、「こいつは臭いぞ」と感じたという。
(中略)
そして、アイヌ協会のあり方についておかしいと思っている人は金子市議だけではなく、アイヌ自身がアイヌ協会の悪口を言うことは非常に多かったという。
自民党の会派を追い出されることになった件についても、他の自民党の市議の大半も本音では「金子を追い出すのはおかしい」と言ってくれているが、今回は多数決を取らずに幹部の意向でこうなってしまった。これは、あくまで金子市議の推測ということだが、官房長官時代にアイヌ問題に取り組んだ、地元北海道の町村信孝(まちむらのぶたか)衆議院議員(故人、2015年6月1日に死去)の意向が働いたという。
では、発言を受けて金子市議のもとにどれだけ抗議が来たかというと、例えば「東京アイヌ協会」から抗議文書が来たり、スウェーデンから航空便で送られてきたりしたようなものもあったという。
しかし、はっきり言って圧倒的に応援メールが多く、これらも全国からで、「98%が発言支持」ということだ。
(引用ここまで)
http://jigensha.info/2016/02/19/ainu-5/
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