二番目の山羊 ~曾祖母はアイヌ

和人との婚姻を強制された? 旧土人保護法にそんな条項は存在しません。道庁のHPで全文を確認できます。

【 #アイヌ 】 狩猟を続ける母方の親戚(東北蝦夷/福島県)

母方の親戚(東北の蝦夷)に、
狩猟文化を伝える家が在ります。



北海道の父ではなく、母方(福島県)の親戚の話。

東北は、プレアイヌでも、プロトアイヌでも御座いません。
協会お抱えの先生方には、この点をご承知置き頂きたい。

過去記事リンク:安倍貞任までアイヌ民族?(゜〇゜;
過去記事リンク:12世紀、道南は奥州藤原氏の勢力圏

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母の実家(アベだらけの里内)から、車で30分程。  ※里は私が命名(^q^)

田舎の30分ですから、結構な距離です。
信号も横断歩道もなく、他に車もない。人っ子一人、歩いていません。
違反切符を切るお巡りさんもいないので、高速並みに飛ばします。

麓に着いたと思ったら、そこから更に山道を車で15分。
中腹の一部が平らに均され、鬱蒼と茂る木々の合間に家が一軒。
揺れる木漏れ日に浮かび上がる様は、まるで絵本の世界です。


伯母が一人、そこに嫁いでいるんです。
母は10人兄弟の末っ子。中、女は7人。
姉の一人と言っても、親子程に歳が離れています。

その旦那さんが、銃を片手に猟犬を連れ、山に入る人でした。
今は、私の従兄弟が継いでいます。


……従兄弟と言っても、私より年上の子供がいるのですが(笑)








私がお泊りさせてもらったのは、もう25年も前。
当時、私は小学生。母と一緒です。

その晩、従兄弟が獲ったキジ(雉)をご馳走になりました。
都合良く獲れるワケじゃないので、冷凍保存しておいたもの。
それを雉飯にして出してくれたんです。

内臓はすぐダメになってしまうので、
獲ったその日に鍋にして食べるそうです。
血の一滴も無駄にしません。鍋のスープとして使うんです。
その家の子供達によると、「物凄く美味しい!」との事でした。


雉飯、んも~ぉ絶品!!
あんな美味しい炊き込みご飯、他で食べられるかしら?
5杯もお代わりしました。

  「胃は大丈夫なのか?!(@。@;)」  ※伯母談



昔は、イノシシも獲れたのだそうです。
今は、キジもなかなか獲れなくなってきたと。
もっと山の奥に分け入れば獲れるだろうが、との話でした。







そしてその家には、猟犬がいます。
ですが、私は近付く事が出来ません。
その家の子供達も、関わってはいけないのです。

子供だからじゃないんですよ?
主(あるじ)以外は、触れてはいけないのです。
勿論、引退した師匠(伯父/従兄弟の父)であっても。


猟犬との主従関係は、完全な「1対1」です。
多頭飼いであっても、犬同士は連携しません。
あくまで、主人の命令で一緒に動くだけ。

そして何より、主人以外から出された食事は、決して口にしません。
その主人に所要があって、2~3日家を空ける場合は、ご飯ナシ。
犬は食溜めが出来ますが、実はコレも訓練の中です。

山に入れば、何が起きるか判りませんよね?
遭難して何日も彷徨う可能性とて有ります。
万事に備えておくのです。



不慮の事故等で、主人が突然亡くなった場合。
犬は射殺されます。

どんなに追い詰められても、
主人以外から出されたものは、決して口にしませんから。
半端な情けで生かしては、餓死させるだけなのです。

勿論、滅多にない事ですよ?
通常は、自分の年齢を考え、新しい犬を育てるか決めます。
「嫁さんより大事な女房役」と一緒に引退し、後進に譲るのです。







そして、以下は私の従兄弟の話。
いつ頃のエピソードでしょう、母から聞きました。

従兄弟が山に入ろうとした時。
もう年老いてヨボヨボになった犬が、
それでも主人に付いて行こうと、立ち上がるんです。


……「来るな」って言えないんですよ。
従兄弟が強く命令すれば、犬は従う筈ですが。

そして、やはり途中で歩けなくなってしまう。
従兄弟はその犬を背負い、滑り落ちないよう、
両の前脚を(自分の胸の前で)縛り、後手に銃で犬のお尻を支え、
半日かけて、山を降りて来たそうです。


とても厳しい職業犬の世界ですが。
端から見ている観客(ギャラリー)には理解できない、
深い充足が有るのかも知れません。


 ※大人気の柴犬も、猟犬として有名ですが、
   一頭だけでしたし、従兄弟は大きい犬を育てていました。








そしてこれは、もっと北にいるマタギの人達も同じですが。
現代の猟師達は、それ自体で生計を立ててはいません。

旅館を経営したり、役場で公務員として働いたり。
一般の会社勤めをしている人もいます。



そうやって、時代に合わせて工夫し、
形を変えながら、先祖代々、守り伝えて来たのです。

自分達の、生活文化だから。


国から補助金(税金)を貰っているワケではありません。







2016/07/13  不破 慈(ふわめぐみ)

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[ 2016/07/13 13:33 ] アイヌ問題 -2.東北・蝦夷 | TB(0) | CM(2)
猟師もとむ
うちの周りの猿と猪を狩ってくれー! 狩り尽くしてくれー!
鹿は居ないので大事ありませぬ。
[ 2016/07/21 23:01 ] [ 編集 ]
Re: 猟師もとむ
山葵様、いらっしゃいませー★(^▽^)/


> うちの周りの猿と猪を狩ってくれー! 狩り尽くしてくれー!
> 鹿は居ないので大事ありませぬ。

猪が出るんですか。
良いなぁ、美味しそう(゜。゜*)ゴクリ。

時々、TVで畑が荒らされたとか云う話を聞くと、
「シシ鍋喰いて~!」って思います。

伯父ちゃん、ちょっと行って獲って来てくれないかなぁ。
いや、従兄弟か。アレ? もしかして従兄弟も引退した?

シティー派はよく、
「人間が猪の住む山を開発したから」って御託を垂れますが。

違うんですよね。
獲る人がいないからです。
でもって、畑に行儀良くご飯が並んでるから(* ̄∀ ̄*)


農耕民と狩猟民って、昔から共生関係にあったんですよね。

異国の文化を強制する前に、
国内の職種の違いについて、理解を深めて貰いたいです。
[ 2016/07/22 16:28 ] [ 編集 ]
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