二番目の山羊 ~曾祖母はアイヌ

アイヌハーフの祖父に嫁いできた祖母は陸奥源氏の女性でした。……本当に和人社会が差別していたと思いますか?

【閑話休題】 アベ一族と姪っ子 ~井戸水とモロコシと五右衛門風呂

【閑話休題】 アベ一族と姪っ子
井戸水とモロコシと五右衛門風呂



夏休みなので、夏休みの話をします(息抜きに)。

北海道(エゾ)の父ではなく、
母の実家(エミシ)に帰省した時の思い出。

……とは言っても、
小難しい歴史ネタは出て来ないです。
母の実家は、本家じゃなくて分家だし(^q^)



小学生の時です。
十日間の日程で、母の実家(福島県)に帰省しました。
小さい頃に連れられて帰った事も有るそうですが、記憶にはなく。
実質、私にとっては、「初めての田舎」でした。

目に映るのは、山・山・山。
田んぼ・田んぼ、畑・畑。


何処までも続く緑と、真っ青な空が突き抜けるようです。








「兄さん、畑に出てるみたいだわ~」と、玄関口で母。
跡を取っているのは、母の兄で、10人兄弟の長男です。
……これまた、親子ほどに歳が離れているワケですが。


それ、鍵なの?( ̄∀ ̄;
そう問いたくなるような鍵を開け、引戸をガタガタ。
古い家です。子供の私では、開閉できません(笑)

荷物をドサドサ降ろしていると、
後ろから、「お~、来たか~(^^)」
伯父から見れば、私は完全に孫の年齢。
赤ん坊の頃から、目に入れても痛くないとばかりに、
可愛がって貰っていたそうです。



そうこうしている間に、
母がコップに自慢の井戸水を汲んで、持って来てくれました。
一口飲んで、あまりの美味しさにビックリ!!
一気に飲み干し、お代わりを求めて台所に走りました。

今はポンプで汲み上げ、蛇口から出るようにしてありますが。
母が子供の頃は、天秤を担いで水汲みをしていたそうです。


井戸水は、夏は冷たく、冬は温かいのだとか。
この家には、お茶っ葉もコーヒーも有りません。
この水に味を付けて飲むなんて、そんなバカな真似は誰もしない。

そして何より、ウチの井戸は絶対に枯れた事がないのだと。
日照り続きで、隣近所の井戸が全部干上がっても、
ウチの井戸からは、滾々と水を汲み出せたそうです。



「ウチの井戸にお住まいの龍神様は、とっても霊験あらたか……」



ごぶごぶがぶがぶごぶがぶごぶ。



さて小学生の私、もう何杯目でしょうか?
すっかり井戸水の美味しさに取り憑かれ。


「あまり飲むと腹を壊すぞ~(^^;)」 ※伯父談







さて、晩になり、いよいよ五右衛門風呂に入ります。
皆さんもご存知でしょ? あの大きな鉄釜のお風呂。
勿論、倒れないようにコンクリだか何だかに埋め込んであり、
お風呂場全体は、タイルで綺麗に敷き詰められています。

そして当然ながら、ガスで沸かす事は出来ません。
家の裏手に回って、火を起こすんです。



用意するもの
 ・新聞紙
 ・紙ゴミ等、燃えるゴミ
 ・木の枝・木材の破片



母が、持って来た新聞紙をクシャリと。
軽く丸め、マッチで火を点けました。
緩く丸めるのは、空気を含み易くする為です。

そして、ゴミ箱から、ポイポイと。
釜戸部分に放り投げ、ポキポキと木の枝を追加します。

「時代劇みたいに、竹でフーフーしないの?」
私が問うと、「いやぁ、しないなぁ」と、慣れた手付きの母。

結局、風を送り込めれば良いワケですから。
下敷きでも団扇でも、扇げればOKみたいです。



で、肝心の湯船。
下駄を履いて入る、なんて話も有りますが、
ウチの場合は、木製の蓋を、脚で底に沈めるんです。
物凄く分厚い蓋で、縁が急カーブに削られています。

お風呂場でも、私はキャーキャーと大変なはしゃぎ様。
「お前一人では危ないから」と、滞在中は母と入浴しました。







明くる朝。
ついに伯父ちゃんの畑で、トウモロコシをゲットします!
穫れ立てのトウモロコシを、茹でて食べさせてくれるそうです。

家から少し歩き、田んぼを通り過ぎると、畑に到着。
モロコシが生っている様なんて、初めて見ました。
一本の木(?)に、一つのトウモロコシなのですね。
たま~に、双子も出来るそう。

ハサミも鎌も使わないんです。
モロコシの根元を捻りながら、ボキッ!と。
……トトロでやっていたから、皆さんも知っているかな?



家に帰って、早速、母が大鍋で茹でてくれました。





何この美味しさ!(゜∀゜;


穫れ立てを茹でたトウモロコシは、本当に甘いんです。
ピーターコーンとか、品種改良が進んでいますが。
あんな出荷品は、話に成らない。

時間が経つと、ドンドン甘みが失われて行くのですよね。
この辺、荒川弘先生の漫画・銀の匙にも描かれていたな。
もう、無我夢中で食べ続けました。


「ハッハッハ、そんなに美味いか~(^^)」 ※伯父談







がっがっがっがっ。
もっもっもっもっ。
はぐはぐはぐはぐ。
むぐむぐむぐむぐ。



※リフレイン




あれから三日間、私はただひたすらに、
伯父ちゃんのトウモロコシ「だけ」を食べ続けました。



 心の声
  こんな美味しい物が、世の中に存在したなんて!
  井戸水とモロコシが有れば、他に何も要らない!
  この十日間で、体内の血液を全て井戸水に、
  体細胞を、全てトウモロコシの粒に入れ換えるんだ!
  私はトウモロコシ人間になって、横浜に凱旋する!!  (←???)








そして四日目の朝。
私は寝床から這い出し、寝巻きのまま走り出します。
居間に向かうと、卓袱台の前で新聞を拡げる伯父。
その姿を見止めた瞬間……、叫びました!




「トウモロコシ!(*^▽^*)」


「もう喰っちゃダメだ!」




えええええ!( ̄〇 ̄;









その二日後、
伯母の嫁ぎ先へと挨拶に行き。
従兄弟が獲ったキジ飯をご馳走になり。

傷心の私は、満たされたのです。


…………腹が(*^q^*)



母方の親戚(東北の蝦夷)に、狩猟文化を伝える家が在ります。北海道の父ではなく、母方(福島県)の親戚の話。東北は、プレアイヌでも、プロトアイヌでも御座いません。協会お抱えの先生方には、この点をご承知置き頂きたい。過去記事リンク:安倍貞任までアイヌ民族?(゜〇゜;過去記事リンク:12世紀、道南は奥州藤原氏の勢力圏  http://fuwameg.blog.fc2.com/blog-entry-1641.html  http://fuwameg.blog.fc2.com/blog
【 #アイヌ 】 狩猟を続ける母方の親戚(東北蝦夷/福島県)







2016/08/20  不破 慈(ふわめぐみ)

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え、ツイート画面?
いや、アイヌネタが絡まないから……( ̄∀ ̄;
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[ 2016/08/20 18:08 ] アイヌ問題 -2.東北・蝦夷 | TB(0) | CM(0)
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