今あるダムで
年間2兆円超の
電力を増やせる。by竹村公太郎
【福島水力発電促進会議】 https://www.fukushima-suiryoku.com/
↑ 写真は明治13年(1880)に建造された、
安積疎水十六橋水門(あさか・そすい・じゅうろっきょう・すいもん)。
猪苗代湖(いなわしろこ)をダム化する時、設置された門なんです。
福島県の猪苗代湖。
琵琶湖・霞ヶ浦・サロマ湖に続いて、日本で4番目に広い湖です。
会津富士と名高い磐梯山が聳え立っていてね~、
縄文時代の土器とかも発掘されているんですよ~★
♪エンヤー、会津磐梯山は宝の山よ~♪~θ(^0^ )
…………スミマセン、話を元に戻しまして。 (←)
福島水力発電促進会議。
2017年6月18日付で発足したそうです。
私はTVを観ないので判りませんが、NHKでも報道されたそうで。
ご覧になった方はいるでしょうか?
座長は
竹村公太郎氏。
川治・大川・宮ヶ瀬と、3つのダムを造ったスペシャリストです。
そして同時に、「ダム新設を止めよう」と呼び掛けたご本人でもあります。
国交省で、開発課長や河川局長をお務めの時代に。
誰よりも水力を愛し、同時に、
人を、社会を思う気持ちの強い方です。
だからこそ、これ以上ダムを増やすことなく、
既存のダムの潜在力を最大限に引き出す研究を、ずっと続けてこられた。
実は執筆活動もなさっていて、私は数年前から密かなファン。
コレコレ。書店でご覧になった事はないですか?

水力には、原発にはない魅力があります。
原発は、そのエネルギーの膨大さゆえに、
どうしても、細かな発電量の調整ができません。
しかし、水力なら簡単です。放水を止めれば良いんですから。
そして、また発電したくなったら、放水を開始すれば良い。
つまり、原発と水力を上手く組み合わせる事で、
貴重な資源を無駄にせず、臨機応変な調整が可能になるんです。
***
勿論、ダムによっては増強や改良が必要ですし、
列島全体を手入れするには、長期計画で見るしかありません。
しかし、新たに民家を沈めるわけではないし、森林が丸々没する心配もない。
国家予算を投じる価値はあると思います。
1000年のエネルギー政策を語りましょう。
2017/11/18 不破 慈(ふわめぐみ)
※2019/06/01、最終更新、一箇所修正

とっても綺麗なHPなんですよ~、是非ご覧になって下さい♪
TOP画像もお借りしました。ありがとうございますm(_ _)m
福島水力発電促進会議 https://www.fukushima-suiryoku.com/
【注意!】竹村公太郎氏を、反原発の旗手かのように勘違いなさる方がいます。
しかし著書の中で、ご本人は明確に否定なさっています。
「私には原子力を否定する気持ちも、火力を否定する気持ちもない」
(p4)「もちろんこの中小水力発電では、東京や大阪など巨大都市の電力需要を賄えない。
大都市を維持していくためには、どうしても発電出力の大きい発電所が必要となる」
(p61)
水力発電が日本を救う今あるダムで年間2兆円超の電力を増やせる
竹村公太郎著/東洋経済新報社/2016年9月
ただ純粋に、ご自身の専門について考えていらっしゃるだけです。
そしてそれにより、水源地の財源として還元したいということ。
「近代の日本は経済成長のために、数々のダムを造った。
そこには、決して補償することのできない、大切な思い出が犠牲となっている。
私たちダム技術者はこのことを、絶対に忘れない」
(p146)
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