早期の離乳食が
食物アレルギーを誘発する。前回に引き続き、0歳児ネタでもう一件。
0歳児保育の普及で、発達障害が激増(2018/01/09) http://fuwameg.blog.fc2.com/blog-entry-1745.html***
発達障害と同様、近年、急増中なのが
食物アレルギー。
コレも全くの遺伝要因ではありません。ヒトの遺伝情報は、
一世代・二世代では書き換わりませんから。
過去記事で引用した、ジュリー・マシューズさんの本に、
気になる一文が載っていましたので、ご紹介します。
(引用) 腸の粘膜を含む
消化機能は、生後すぐには
未成熟な状態です。赤ちゃんは母乳や乳児用のミルクしか飲むことができませんが、これは母乳成分を分解する消化酵素しか分泌されていないからです。
乳児の腸で母乳以外に含まれるタンパク質を分解できる消化酵素が十分に分泌されるのは、生後1年ほど経ってからのことです。しかし、
現代では、離乳食を生後5ヵ月くらいの早い時期から与えることが推奨されています。乳児には母乳以外の食物を分解する消化酵素が十分にありませんから、離乳食に含まれるタンパク質が未消化になる可能性があります。
(引用ここまで、発達障害の子どもが変わる食事、p55-56より)
発達障害の子どもが変わる食事 (青春新書、2012.09)
ジュリー・マシューズ著/大森隆史監修/小澤理絵訳
この一文を読んで、不破は母の言葉を思い出しました。
「離乳食って、なんだろうなぁコレ。こんなもの昔はなかったなぁ」
勘違いして頂きたくないのは、全てが離乳食のような環境要因ではない。
れっきとした
遺伝リスクで、食物アレルギーのケースもあります。
ちなみに、不破はアルコールアレルギーです。母譲りの体質。
保存料として使われるようなアルコールにも反応するので、
いつも裏の製品表示をガン見して、商品を選んでいます。
怖いのは、遺伝リスクの高い子が、環境要因を併せ持ってしまった場合。私も当事者ですし、前記事との関連で説明させて頂きますと、
神経発達障害の子は、体謝や消化機能にハンデを持つケースが多い。
そうなると、遺伝要因と環境要因のWパンチになってしまうんですよ。
重度の場合、ものすごく厳密な食事管理(療法)が必要になります。
その筆頭に挙げられるのが、乳(
カゼイン)と小麦(
グルテン)。
カゾモルフィンやグルテモルフィンと言って、未消化のまま吸収されると、
まるで
麻薬のような作用をもたらしてしまうんです。
※あくまで未消化の場合ちっとも大袈裟じゃないんですよ?
現に、完全除去に成功したところ、壁に激しく頭を打ち付けるなどの
問題行動が治まった、なんてお子さんもいるくらいですから。
上記、ジュリー・マシューズさんの翻訳本を監修して下さった、
大森隆史先生。
過去記事で触れた
キレーション治療を、国内で実施して下さるお医者様です。
自閉症ワクチン説補稿 ……水銀中毒でしょ?(2017/11/29) http://fuwameg.blog.fc2.com/blog-entry-1738.html元々は化学を学んだ方で、精神科はご専門ではありません。
親御さん達から相談を受け、独自に海外の論文を調べ、アメリカまで飛んで下さいました。
子供達に必要な治療法が、入って来ない。
この状況を、大森先生はこう表現していらっしゃいます。
情報鎖国。2018/01/16 不破 慈(ふわめぐみ)

キレーション治療って、早い話が
デトックス療法です。
自閉症児からは水銀、ADHDの子からは鉛が検出されるケースが多い。
体謝経路(消化・解毒)にハンデがあるって、そういう事なんですよ。
フツーの生活で、フツーに排出されるものでも、自力で外に追い出せない。
前記事で触れた愛着の問題が、ソフト面の環境要因なら、
重金属や食物アレルギーは、ハード面の環境要因ですね。
特にこのキレーション治療。
重度のお子さんの症状改善に有効で、不破は狂喜に乱舞しました。
今迄以上にコミュニケーションが可能になる、会話が成立する。
ご家族にとって、これほど嬉しいことがあるでしょうか?
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