水銀の 入っていない ワクチンで
起きた騒動 医者も騙されさて冒頭、狂歌(川柳の短歌・長歌版)からスタートです。
私の障害に関連する記事を何件かアップしたので、ダメ押しでもう一件。
反捕鯨団体にNO! ~水銀をブロックする血液脳関門 (2018/07/16) http://fuwameg.blog.fc2.com/blog-entry-1815.html国内でキレーション治療を施して下さる、大森隆史先生の著書からです。
※遺伝リスクから自力で重金属類を排泄できない子の症状改善に有効漢数字をアラビア数字に開きました。少々長くなりますが引用します。
※
面倒な場合は、字が大きくなっている部分だけ読んで下さい。***
MMR(新三種混合)ワクチン論文をめぐる問題(前略) このMMRワクチンが1998年、イギリスで大きな議論を巻き起こしました。消化器外科医であった
ウェイクフィールド医師が、MMRワクチン接種による腸炎と発達障害との関連を医学雑誌Lancetに報告したからです。MMRワクチン接種後に腸炎症状が出現し、さらに脳の発達に影響したというのです。
(中略) イギリス政府とワクチンを製造している製薬会社サイドから論文の信憑性を功撃する文書が繰り返し提出され、さらにはウェイクフィールド医師が患児の親たちから研究費を受け取っていたという指摘まで出てきて、論争の最後には
論文の抹消が行われました。インターネット上で確認できる論文には無残にもRetracted(抹消)という朱文字が毒々しく重ねられています。
(中略) この論文抹消騒動が問題なのは、水銀防腐剤チメロサールについて、大きな誤解を生む結果になってしまったという点です。論文が抹消されたことによって、MMRワクチンの中に入っている水銀防腐剤チメロサールは発達障害に関係しない、という大きな誤解が定着してしまったのです。 しかしこれは初めからまったく論外な話です。MMRワクチンは生ワクチンで、ウイルスの一部が生きているものですから、この中に殺菌、殺ウイルス作用のある水銀防腐剤を混入させることはありません。(中略)しかし、どこでどう間違ったのか、ウェイクフィールド論文の中に
チメロサールの問題指摘があると誤解されて広まってしまったようで、Lancet誌は改めてMMRワクチンには水銀防腐剤チメロサールは混入していないという文書を載せました。
しかし、一度誤って報告された情報は世界中を一瀉千里で駆けめぐり、
日本の厚生労働省の通達文書から一般の医療関係者の文書の中にまで 、MMRワクチンとチメロサールの間違った関係が記されています。
(p119-122から抜粋)大森隆史著、発達障害を治す/幻冬舎新書355/2014年9月***
日本の医者(精神科・内科)の著作を読んでいると、お決まりのように、
「
ワクチンに含まれる水銀が原因との説に決着」と出て来ます。
しかしながら、国内でも基礎研究レベルの科学者や、
海外の翻訳本を読んでいると、そもそも水銀の話として登場しません。
水銀の使用されていない、生ワクチンでしたからね。
2018/08/17 不破 慈(ふわめぐみ)

ワクチン否定(全廃)派の著書にも、水銀の話として登場します。
そういう医者や団体ほど、ウェイクフィールドを正義のヒーロー扱いする。
その「医師免許を剥奪された正義のヒーロー」が、
MMRワクチン(麻疹・風疹・おたふく風邪)を功撃する一方で、
自分の開発した
麻疹単独ワクチンを特許申請していた事実は無視?
麻疹って、感染力が強くて危険なんですよ。
とくに合併症が怖い。失明するケースまであります。
数万件に一例という稀な頻度で、精神遅滞も引き起こされる。
接種をボイコットする親が増えて、ついには死亡児童が出ました。
……ウェイクフィールドは、安易に考えてしまったのかも知れませんね。
「自分の開発した麻疹単独ワクチンに置き換えれば、被害は出ないから」と。
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