黒人病はアフリカ人だけの病気じゃない、
テイ=サックス病もユダヤ人だけの病気じゃない日本人の感覚では、「黒人病」って聞かされて、は?ってなると思う。
実際、正式には「
鎌状赤血球貧血症」って云う病気のことだからね。
コレも遺伝性の病気なんだけど、この突然変異の分布を調べると、
世界中のマラリアの分布と一致するんだよ。そして実際、アフリカだけでなく、
中東やフィリピン、南米、南ヨーロッパ、ギリシアまで。あらゆる地域に見られる。
コレ、赤血球の形が三日月みたいな形に変型していることから、
「鎌状」って呼ばれるんだけど、このコピーを一つだけ持つ分には、
マラリアの感染に対して、ある程度の抵抗が出来るようになるの。
でも二つ揃っちゃうと、病気として発症しちゃうのよ。
毎年30万人くらいの子供が、この病気を抱えて生まれて来るんだけど。
結構大変で、酷い時は命を落としたり。逆に感染症のリスクも高まっちゃうし。
ただ、ちょいと困り者なのがこのテキトーネーミング。
当のアフリカ系の人達が、自分達に固有の病気と勘違いしていたり。
しっかりしてよ、も~!!(>_<)
テイ=サックス病の方は、聞いたことがあるかな?
「ユダヤ人に固有の病気」って偏見が広まっちゃったから、
キリスト教徒の子供が発症した時、医者は気付かなかったんだよ。
「ユダヤ人じゃないから別の病気」って。 アホか~!!( ̄〇 ̄;
徐々に脳神経が劣化して、やがては死に至る病気なんだけど、
北米大陸のフランス系の人達にも、同様の頻度で見られるの。
※米ルイジアナ州ケイジャン、加ケベック州のフランス系そして
ユダヤ系からは、この病気はほぼ根絶されている。
劣性遺伝だからさ、両親から二つ揃わない限り、子供は大丈夫。
綿密な遺伝相談で、発症を実質ゼロに抑え込んだんだよ。
保因者(キャリア)ではあり続けてるけどね。
「人種や民族に固有の病気」って言われているものの正体が、大抵こんなもん。
確かに、発症に偏りが見られるケースも存在する。薬の効果だってそう。
しかしそれは、共通の
地域環境や通婚圏で説明がついてしまう。
それだけ遺伝的変異を共有しやすいワケだからね。
そして、その民族(文化的な括り)に所属していても、
保因者でも患者でもない人がいる以上、人種の定義にも使えないでしょ?
コレを読んで、じゃあ「隣の火病は?」って思った人がいるだろうけど。
私は、
癲癇の一種だろうと見ている。 どちらも人工的に起こせるんだよ?
同じ装置で、電圧を変えれば良いだけ。違いは気絶するかしないか。
韓国の文化結合症候群、てんかん一歩手前では? (2018/05/21) http://fuwameg.blog.fc2.com/blog-entry-1797.html在日コリアンや、帰化した日本人の発症率は低そうだって話があるけど。
統計を取って、それが事実なら、環境要因で相当に抑え込めるってことだね。
60万もいるなら充分なサンプルが取れる。日々の食事内容から生育歴まで。
韓国がその努力をするかは知らない。
少なくとも、日本が面倒を見ることじゃない。
かと云って、ネットでオカルト拡散されては困る。
「保守がバカだと国が滅ぶ」からね(^^)
2018/11/30 不破 慈(ふわめぐみ)
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