平成5年、NHK大河ドラマ
「炎立つ」……の裏側?大河ドラマと聞くと、必ず思い出すエピソードがあります。
子供の頃です。私の母方である
東北の蝦夷を中心に据えた、「炎立つ」。
放送開始前から、完全に浮き足立っていて、楽しみにしていたのですが。
記念すべき第一回。私と母が首を傾げる演出がありました。
※ウィキ、エピソード欄より第一部の後半、
経清と貞任は頭に紐類をまきつける独特のスタイルで登場している。
これはそれぞれ演じた渡辺謙、村田雄浩2人のアイディアによるものだったという。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%82%8E%E7%AB%8B%E3%81%A4_(NHK%E5%A4%A7%E6%B2%B3%E3%83%89%E3%83%A9%E3%83%9E)経清とは「藤原経清」。
奥州藤原氏・初代清衡の父です。
貞任とは「安倍貞任」。
現総理大臣の父祖に当たる人物です。
異様な不快感を覚え、隣の母に訊きました。
「お母さん、あの頭の紐なぁに? なんか変じゃない?」
「本当だ、お母さんの田舎にあんな習俗ないなぁ。気持ち悪いなぁ」
その演出は一回こっきりで。それ以降は普通に平安期の装束でしたが。
アイヌ利権の存在を知った今では、その「狙い」に見当が付いています。
1993(平成5)年7月から「炎立つ」が放送される前。
半年間、
沖縄を舞台にした「
琉球の風」が放送されていたんです。
今、NHKを始め、活動家は懸命に叫んでいますね。
「琉球王国だ!」「先住民族だ!」「自治区だ!」「独立だ!」
渡辺謙・村田雄浩の両者は、
蝦夷を使って、アイヌ民族を匂わせたかった様子。大成功でしたね。むちゃくちゃ臭かったですから。以前にも書きましたが、古くは
東国から北は全部、蝦夷地でした。
主に北海道を指す名称として定着したのは、江戸期に入ってから。
そこから、私の母方である東北の蝦夷と、
父方であるアイヌが混同されたらしいのですが。
アイヌ成立は
13世紀、民族ではなく
部族社会を形成していました。
2019/01/04 不破 慈(ふわめぐみ)
※冒頭ロゴ変更、6/30

「炎立つ」、第一部には
前九年合戦が描かれています(全三部形式)。
最近は、有名私立中学校の受験に出題されることもあるらしく。
抑えておくのも良いかも知れません。原作小説は高橋克彦。
12世紀・道南は奥州藤原氏の勢力圏 (2016/05/25) http://fuwameg.blog.fc2.com/blog-entry-1643.html#more
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