実在の部族社会をモデルに
創作されたフィクション(虚構)何度か出しております、このキャッチコピー。
自分ではなかなかに気に入っておりまして(^^)
勿論、「在ヌだ」とか云う話ではないです。
未だにアイヌ民族なる集団に、夢を見ている方もいますが。
そもそもの段階で、民族じゃないんですよね。
「民族」と云う語句が使われ出したのは、
日露戦争の前後くらい。
「ネイション(nation)」の訳語の一つとして、日本国内で考案されました。
「nation」と言えば、他に「国民」とも訳しますでしょう?
でも海外では必ずしも、日本のように「一国一民族」ではありません。
そこで「民族」と云う、準ずる表現を登場させ、それをアイヌに当て嵌めた。
ところがです。時代が進めば気付きますね。
ど~も、「民族」には、色んな形態があるらしいぞ?
アイヌって「エスニック(ethnic)」、つまり「少数民」では?
いやいや、正確に言えば「部族」、つまり「トライブ(tribe)」の集合体。
ってことは、「tribal society」、あるいは「tribal community」が適当では?
つまりは、「
部族社会」。3系統7部族。
エンチウ・ソーヤ・ペニウンクル
シュムクル・サルンクル・メナシクル・トゥカチ
⇒
金カム:アイヌ「族」の少女って何?(2018/05/05) http://fuwameg.blog.fc2.com/blog-entry-1792.html既出の情報と重なりますが、
現在、「アイヌ文化」として知られているものは、
昭和初期の旅行ブームで、観光客向けに整備されたものです。
だって昔のアイヌの生活、まんまを復元したところで、面白くないもの。
娯楽として提供するんだから、お客さんが喜ぶものを用意しなきゃ。
知里真志保先生なんかは、「見世物にするな」って怒っていらしたけど。
アタシは何とも言えない。当時の北海道で、アイヌは重要な観光資源だし。
まだまだ日本は貧しい時代で、東北でも泣く泣く娘を売るとか、普通にあって。
北海道は広くて、開拓は大変で。皆で豊かな生活を、と頑張って。
実際、砂沢クラさんの本にも出て来るんですよ。
和人アイヌの別なく、女性は口の周りを眉墨で染めてお客さんの前に出た、と。
ちゃんとお給料が出ていたんですよ? 日当払いだったかな?
そして当然のことながら、直接「テーマパーク」に勤務していなくとも、
北海道にお客さんが来れば、間接的に収入を得られる人は増えるんです。
病人に薬を買えた家族もいるでしょう、育った赤ちゃんもいるでしょう。
当時の苦労を無視して、私は「見世物だ」と切って捨てられません。
観光商品が観光商品に留まっていれば、さしたる問題もなかった。
フィクションをフィクションと理解して楽しむ分には、何の害もない。
今はもう、人権ビジネス用の商品を通り越して、詐欺商材ですね。
2019/02/15 不破 慈(曾祖母はアイヌ)
※2021/7/31、末尾修整
※署名にご協力願います。◎アイヌ協会への公開質問状(1)https://local-history.org/wordpress/%e3%82%a2%e3%82%a4%e3%83%8c%e5%8d%94%e4%bc%9a%e3%81%b8%e3%81%ae%e5%85%ac%e9%96%8b%e8%b3%aa%e5%95%8f%e7%8a%b6-1/◎アイヌ政策の拡大に関する反対署名http://local-history.org/wordpress/%e3%82%a2%e3%82%a4%e3%83%8c%e6%94%bf%e7%ad%96%e3%81%ae%e6%8b%a1%e5%a4%a7%e3%81%ab%e9%96%a2%e3%81%99%e3%82%8b%e5%8f%8d%e5%af%be%e7%bd%b2%e5%90%8d/
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