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二番目の山羊 ~アイヌは先住民族に非ず

2008年の先住民決議は騙し討ち。2019年のアイヌ新法も不当です。 ※現在は、twitterもFBもやっていません。 【 pixiv:5770560 】

日本列島史が半減? ~遺伝学ネタに注意!

日本列島史が半減?( ̄〇 ̄;




アイヌ利権問題が広く周知されるようになったのは有り難いのですが、
当然のことながら、遺伝人類学に基づいた日本人論も活況しております。

ネットでも、ポロポロと偽情報や不正確な解釈が出回っており、
拾い切れませんが、特大のブーメランが刺さっているヤツだけでも。


コレ、平成27(2015)年にNHKで放送された内容なんですか?

 「シベリアから約2万年前に北海道に到達し、その後、
  南下して列島全体に広まったのが、日本人の祖先である」、と。




元ネタは、静岡県浜北で発見された人骨化石でしょうか?

 古本州島で見つかっていて、後期旧石器時代に属することが確実な人骨化石としては、静岡県の浜北根型(ねがた)遺跡の頭骨と四肢骨がある。しかしこれは、約2万年前の非常に断片的な人骨なので、最初の渡来者を探る手がかりとしては弱い。
※海部陽介著、日本人はどこから来たのか?(p134-135)、文藝春秋2016



北海道~九州地方までは、骨が残りにくい弱酸性の土壌ですが、
  遺跡(人が住んでいた証拠)は、4万年近く遡るものがあります。

 3万8000~3万7000年前という列島最古の遺跡は、南九州(石の本)と本州の中央部(井出丸山、貫ノ木)に存在する。これに対し、北海道(若葉の森:3万年前)や沖縄地方(3万年前)の遺跡は年代がやや新しい。
※海部陽介著、日本人はどこから来たのか?(p126-128)、文藝春秋2016



更に、北海道に最初に到達したのは、シベリアからの流入者ではないです。

 刃部磨製石斧はシベリアでも東南アジアでも出土しているが、年代が日本列島のものよりずっと新しいため、現状ではどちらとも結びつけられない。そもそも日本の刃部磨製石斧は、オーストラリアのものと並んで世界最古のものなので、どことも結びつかない。ちなみに日本とオーストラリアの石斧は形態がかなり異なるので、起源も違うだろうというのが、日豪両国の専門家の一般的意見だ。
※海部陽介著、日本人はどこから来たのか?(p135)、文藝春秋2016


 これで最初の渡来ルートは絞られてくる。それはどうやら、対馬ルートだったようだ。今後の調査によって、北海道や沖縄でもっと古い遺跡が見つからないとも限らない。しかし古本州島では3万8000~3万年前の遺跡が約440も記録されているという事実を考えると、対馬ルートの優位性は動かないだろう。
※海部陽介著、日本人はどこから来たのか?(p128)、文藝春秋2016




 


古本州島に広がった「最初の日本列島人」

 対馬海峡を渡った最初の日本列島人集団は、その後、列島のどこまで広がって行ったのだろう? 年代データが示すところでは、彼らは二手に分かれて南方は南九州、そして東方は東海・中部地方まで広がったことがわかる。

(略)

 古本州島(本州・四国・九州)の最古段階の後期旧石器文化は、しばしば“均質”であると言われる。3万4000年前を過ぎたあたりになると、石器の作り方に少しずつ地方色が芽生えてくるのだが、3万8000~3万5000年前の段階にはそうしたものはほとんどなかった。それに加えてこの時期には、いくつか独特な要素がこれらの地域で共有されていたことがわかっている。浅間縄文ミュージアムの堤隆によれば、主要な特徴が3つあげられる。台形様石器・刃部磨製石斧、そして環状ブロック群だ。

(略)

 このように独自性の高い文化が、古本州島の全域に「均質に」広がっていた。これは3万8000年前に対馬から入った集団が九州・四国・本州の全域に広がった、ということを意味しているに違いない。

※海部陽介著、日本人はどこから来たのか?(p129-134)、文藝春秋2016





……最初の日本人は、海を渡ったんです。
氷河期で距離が近かったとは云え、航海術を持っていた。

そして二手に分かれ、北上した一方は更に津軽海峡を越え、
3万年前には北海道に到達した(若葉の森遺跡)。


2万5千年前になると、シベリアから、
樺太を経由して新たに流入した人々がいました。



つまり、我々の祖先は、
後期旧石器時代の様々な年代に、
多様なルートを通って到達し、
列島内で混交、縄文人となったのです。



国立科学博物館、3万年前の航海徹底再現プロジェクト、リーフレットより

※国立科学博物館のリーフレット(3万年前の航海徹底再現プロジェクト)より


  対馬ルート : 3万8000年前
  沖縄ルート : 3万5000年前
  北海道ルート: 2万5000年前


縄文・弥生の二重構造説はもう古い。 (2017/04/30)
http://fuwameg.blog.fc2.com/blog-entry-1717.html





奄美大島以南の島々では、石灰岩に含まれるアルカリ成分で
化石が保存され易く、とりわけ沖縄は人骨化石の「聖地」とされます。

3万年前まで遡る遺跡も多く、山下町第一洞穴遺跡は
3万6500年前の可能性もあると考えられています。

しかしながら、現在の沖縄の人々は、地理的に近い台湾の人々と
近縁性が見られないため、後に九州から南下した人々の子孫と見られます。


南北からの流入者同士で、僅かながらでも混血があったのかは、
現在、発掘された人骨化石を基に、調査・研究が進められています。





2019/02/17  不破 慈(曾祖母はアイヌ)   ※一文字修正(2/26)

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国立科学博物館人類史研究グループ長、海部陽介博士 日本人はどこから来たのか書影、海部陽介著、文藝春秋刊  ← オススメです。

国立科学博物館主催:3万年前の航海、徹底再現プロジェクト
http://www.kahaku.go.jp/research/activities/special/koukai/

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[ 2019/02/17 15:14 ] アイヌ利権問題 -4.DNA・人類学・考古学 | TB(0) | CM(0)
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「アイヌ問題を解決するためには手段を選ばない」と豪語する急進派から、『Fさん』という隠語で親しまれるアイヌ系日本人です。
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アスペルガー症候群(軽度の自閉症スペクトラム/神経発生発達障害の一系統)です。診断済み・手帳持ち。もともとは個人的なブログ(主に当事者研究やエッセイ発表の場)でした。

協会の不正を告発する砂澤陣さんの活動を知り、亡くなった父が、私をアイヌどころか北海道とも無関係に育てた理由が解りました。
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