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二番目の山羊 ~アイヌは先住民族に非ず

2008年の先住民決議は騙し討ち。2019年のアイヌ新法も不当です。 ※現在は、twitterもFBもやっていません。 【 pixiv:5770560 】

中国に大規模な遺伝学研究所をつくるという話があって

中国に大規模な遺伝学研究所?



中国で、大規模な遺伝学研究所をつくるって話があるんです。
私、コレを聞いた時に、背筋がぞっと寒くなりました。

遺伝(人類)学には、政治利用されてきた歴史があるからです。
最も有名な事例は、ナチスによるユダヤ人迫害でしょうが。
この時に対象となったのは、別にユダヤ人だけでなく。
ロマ族や、心身に障害を抱える人も含まれました。  ※ロマ … 俗に云うジプシー


彼等がチベットやウイグルの人々に行っている所業を考えると、
気が気でならないんです。いったい何をするつもりなのか。



現在、遺伝人類学(分子人類学)の大規模な研究施設、
ヨーロッパに三箇所あります(ドイツ2、デンマーク1)。

他に、古代ゲノムの解析に特化した研究所もアメリカに一箇所。
前記事で出した、「古代北ユーラシア人」の研究もここで、
ハーヴァード大学のデイヴィッド・ライク博士です。

アジアは遅れています。そこに中国が名乗りを挙げた。



科学立国と呼ばれながら、日本は進んでいません。
ゲノム研究が飛躍的に発展した時、ちょうど平成不況の真っ只中で。
失われた10年が、もう20年を過ぎ、30年になろうとしていますが。
遺伝学の研究って、とにかく、莫大な費用が掛かるんです。

でも、中国にリードさせるのはダメ。日本が主導権を取らないと。
だって、欧米の他に可能性があるとしたら、日本だけでしょう???


中国は一党独裁・ファシズムの国家ですから、どんな時も国策優先。
とうの昔に経済は崩壊していますが、政治で国の体裁だけは保っています。
どういうことか? 北朝鮮を考えれば判る。彼の国には「政治」しかない。

しかも中国には「植民地」がありますから、まだまだ搾取可能ですし、
いざとなれば自国の民・漢民族とて「資源」です。そこが西欧とは違う。
ヨーロピアンは植民地では苛酷でも、自国民だけは大事にしました。



ただの人類学ファンに過ぎない私は、何をどう動かすこともできません。
でも日本を護ろう、中国の暴走を止めようとする人達には知っておいて頂きたい。

遺伝学は、用い方によって、とてつもない凶器となる学問です。
だからこそ、誰が担い手になるのかが、非常に重要になるんです。





2019/03/06  不破 慈(曾祖母はアイヌ)

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蛇足でスミマセンが、ちょっと過去記事について補足を。

 人種、人種と言うが、アフリカ人同士の方が遺伝的相違は大きい (2018/11/28)
 http://fuwameg.blog.fc2.com/blog-entry-1856.html
 NYT元記者が拡めた、「人種は科学的な定義」という大嘘 (2018/11/25)
 http://fuwameg.blog.fc2.com/blog-entry-1855.html


私が支持するのは、「人種は存在せず、地域ごとに集団間の差異は生じる」ですが。
もう一つ、「ステレオタイプの人種論は間違いだが、集団間に差異は生じる以上、
 人種と云う区分を完全に否定することもできない」、という考え方もあって。

なるほど、と思ったんですよね。つまりはコレ、やり方の違いなんです。
後者の人達は、「人種」という言葉は残すが、その概念を糺そうとしている。
どちらも肝心の部分は一緒。 ニコラス・ウェイドみたいな差別主義者はアウト。

 ◎ステレオタイプの人種論の否定(科学的に成立しない)
 ◎地域環境や通婚圏によって、集団間に差異は生じる


最終的に、どちらの手法に落ち着くか、第三の道を選ぶかは判りませんが。
日本が国際連盟に人種差別撤廃案を提出してから、今年でちょうど100年。
ようやく、世界が日本に追い付いてきたようです。  ※思想的な意味で

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[ 2019/03/07 11:35 ] アイヌ問題 -4.DNA・人類学・考古学 | TB(0) | CM(0)
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Author:ふわふわ
不破 慈(ふわめぐみ)

アスペルガー症候群(軽度の自閉症スペクトラム/神経発生発達障害の一系統)です。もともとは個人的なブログ(主に当事者研究やエッセイ発表の場)でした。

協会の不正を告発する砂澤陣さんの活動を知り、亡くなった父が、私をアイヌどころか北海道とも無関係に育てた理由が解りました。

父方の祖母は陸奥源氏、福島の母方は東北の蝦夷(安倍氏)。私自身は神奈川県横浜市で生まれ育ちました。


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