Y染色体と皇族の血のお話多分、きちんと説明できる人は、保守系の言論人にもいないんでしょう。
と言いますか、保守系の言論人が「
トンデモ」をバラ撒いているのが実態。
仕方がないから書いておきます。過去記事と重なる情報もありますが。
Y染色体ハプログループにまつわるファンタジー (2017/12/26) http://fuwameg.blog.fc2.com/blog-entry-1742.html◆Y染色体男系男子に伝わるのが、Y染色体のD1b(旧D2)であるとのお話。
日本人男性の中、3~4割が該当すると見られています。
日本人男性6000万 × 0.4 = 2400万人
うっわ~、そんなありふれたハプログループで
皇位の正統性って担保されていたんだ~、
考えてもみなかったな~(棒)ついでに言うと、韓国人男性も、D1bを2~4%の頻度で保有しています。
韓国人男性2500万 × 0.04 = 100万人
うっわ~、Y染色体で皇位の正統性とか騒ぐ人達、
外国人に皇統を売り渡す気かな~、怖い~(棒)◆今上陛下より天皇の血が濃い皇族がいるコレを聞いた時は、「今上陛下が上皇陛下の実子ではない」と
言っているのかと思いましたよ。まぁ、何れにしろ不敬ですけど。
つまり、皇太后陛下である美智子様が、
民間のご出身である以上、
今上陛下には皇族の血が半分しか流れていない、と言いたいようです。
藤原摂関家の時代はどうなるのでしょう?
妃殿下は皆、民間(臣下)から入内なさいましたが?
桓武天皇のご生母はどうなるのかしら? 百済系子孫の姫君。
遺伝学の世界で有名な王家に、
ハプスブルク家があります。
最後の王となった
カルロス二世は、恐らく
最も王家の血が濃かった。
生涯に渡って、
数多の遺伝性疾患に悩まされ、ついに王統は途絶えました。
王家の血を尊ぶあまり、イトコ婚どころじゃない、
叔父や姪といった関係で婚姻を繰り返した挙句、最終的には、
実の兄弟姉妹間に生まれるより、血が濃くなってしまったんです。
ちなみに、イトコ婚・又イトコ婚までは
近親婚として扱われます。
法律で禁止されていないだけで。リスクが上昇すると言っても極僅かですし、
たまにイトコ婚カップルが成立するくらいは、さほど気にする必要はないのですが。
その家系で、何世代にも渡って繰り返されるのは、流石にオススメできません。
不利な遺伝子が、それだけマスクされなくなってしまいますからね。
少々、極端な話をしましたが。「血の濃淡」を以って、今上陛下を貶める方々は、
今後1000年、「血が、血が」と騒ぐのでしょうか?……そう言えば、嫁いできた女性はあくまで「畑」、
家族の一員とは見做さない、そんな国がありました。2019/05/06 不破 慈(曾祖母はアイヌ)
※アップ翌日、一箇所修正
Y染色体の研究は、21世紀に入ってから進みました。
つまり、平成も半ばを過ぎてから。 一方、皇統は2600年。
科学的を「偽装」すれば知的と勘違いできる方々、存在自体が恥曝しですよ。
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