アスペルガー症候群や
自閉症スペクトラムを
誤解されたくないので環境カテにアップしました、前記事との関連です。
CO2女子:障害のある若い娘を叩かせる戦略 (2019/10/04) http://fuwameg.blog.fc2.com/blog-entry-1959.html彼女の問題行動はスルーした方が良いとは書きましたが、
自衛のための記事なら、発信しても構わないでしょう。
私の障害に関するお話です。
アスペルガー症候群(以下アスペ)は、自閉症スペクトラムのうち、
言語性IQが高いグループです。ただ会話言語には慣れていない。
だから、「コミュニケーションの障害」と分類されますが。
テキスト文言(文字情報)には、滅法強いんですよ。
だから学者・研究者として成功したり、プログラマーとして
IT業界で活躍する人が多くなる。プログラミングも言語でしょ?
ただ、「不破さんは、人との対話も問題ないですよね?」と返されそうです。
コレにはちょっとミソがありまして。
私、6歳まで文字が読めませんでした(^p^;
勿論、学習障害ではなくて。単純に、習っていなかったの。
私は9月生まれだから、就学の半年前に、自分の名前を書けるようになった。
母は私に、障害があるとまでは思っていなかったようですが、
乳児の頃から、確信はあったようです。
「この子は、普通に育てたらダメになる」
保育園に通い出したのも、4歳になってからなんですよ。
母は私に、「他人と同じ」を求めませんでした。
どんな事でも、私が興味を持った時期に差し出してくれました。
つまり、私が「文字」に興味を持ったのが、6歳の時だったんですね。
そして、コレが結果的に、「対話の訓練」になっていたんです。
だって本は読めないもん。知りたいことがあったら、他人に訊かなきゃ。
ただ、早くに文字を覚えていたら、もっと言語性IQが高くなったかな~とも思う。
そういう意味では、アスペ全般にオススメできる対策じゃないんだけど(^p^;
それでも18歳で就職した時は、周囲との意思疎通が図れなくて苦労しました。
日常会話レベルでなく、扱う内容が高度になると途端に対応できなくなって。
それで何とか改善しなきゃいけないと思って、心理学の本を読み漁った。
だって新入社員だもん。仕事を教わりながらお給料を貰っている立場だもん。
社会に出たんだから、権利の主張の前に、義務を全うできるようにならないと。
周囲が先に慣れてくれたって云うのが、実態だけど(^p^;
「心の姿勢」って、伝わるモンだよ。仕事への姿勢もそうだけど。
一番大事なのは、「
他者に対する姿勢」。
私が国連で叫ぶ彼女を見て、危機感を抱いたのは、そこなんです。
自閉症の某支援団体が、「反論する人は彼女に嫉妬している」って擁護してたけど。
別に彼女が、
TV画面の向こうにいる「障害者」である分には、何でも良いのよ。
でも、彼女を「雇いたい」って思う人、いる?アスペや自閉症スペクトラムは、貴方の隣で普通に生活している一人なの。
セレブのように世界を飛び回ったり、スターとして振る舞えるのは、極一握り。
私が敬愛するダニエル・タメットや、テンプル・グランディンにしたって、
きちんと自分の職業を持って、一人の社会人として自立した生活を営んでいる。
その上で、自閉症や他の障害に関する啓蒙活動に取り組んでいるワケだけど。
軽度であれば尚のこと、大半の子が、将来は普通に就職していくんです。
障害者枠だけじゃないんだよ、一般枠で就職する子だっているんだよ?
彼女の主張が、科学的に正しいなら、まだ救いはあった。……でも違う。
だから、
未来ある仲間(子供達)の枷にはしたくないと言ったの。
2019/10/06 不破 慈(曾祖母はアイヌ)

……とは言え、私の幼少期、母の躾は厳しかったですよ。
他人と同じである必要はないが、「やってはいけないこと」は叩き込まれた。
ダメなものはダメ。ポジティブリストとネガティブリストの違いみたいなモンかな。
「ああしろ、こうしろ」ではなくて。「ダメなこと以外は、全部やって良い」です。
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