……先ほど、ShareNewsJapanさんにお邪魔して、
頭をガーン!と、机に打ち付けそうになったんですけど(-。-;
ShareNewsJapan:環境活動家・グレタさん
「子どもや孫の世代すべての地球上の生物のために闘います」(2019/12/06) https://snjpn.net/archives/170391障害当事者として申し上げますと、
私、彼女がアスペルガー症候群だと思えないんです。
と言いますか、最初に彼女の存在を知ったのが、
大西洋をヨットで横断して、国連本部に行った時だったんですよ。
アスペルガー症候群って、言語性IQが高いだけで、
ベースは、自閉症スペクトラム障害なんです。だから、
「
言葉の遅れのない自閉症」とか表現されるんですけど。
ベースが(軽度でも)自閉ですから、
環境の変化に凄く弱い。
二酸化炭素の話じゃないですよ? 生活環境の変化です。
遠方への移動とか、凄くストレスになるんですよ。
それでも、飛行機や客船での移動なら、そこまで違和感は覚えなかった。
でも、ヨットをチャーターして大西洋を横断したって聞いて、「は?」となって。
遠洋航海をするようなヨットですから、勿論、冷暖房完備ですし、
食糧庫としての冷蔵庫・冷凍庫もあります。……でも揺れますよね?
常時、不安定な状態に長期間、耐えられる子がアスペ(軽度自閉)???
更に言うなら、実際にアスペルガー症候群であれば、
「
アスペはスーパーパワーでも何でもない」と知っている筈です。
現在、11ヶ国語を操り、円周率の暗唱でヨーロッパ記録を樹立した
ダニエル・タメット(英)でさえ、自分の障害をそんな風には主張していない。
※ちなみに彼の全検査IQは150、ウェクスラー式では130超で天才クラス能力的な区分であって、病気や障害ではないと云う考え方ならありますが。
※ウィキより トゥーンベリは、彼女が
8歳の2011年に気候変動について初めて聞いたと言っているが、なぜ気候変動への対策がほとんど行われていないのか理解できなかった。
3年後、彼女は落ち込んで無気力になり、会話と食事をやめ、最終的にアスペルガー症候群、強迫性障害(OCD)および選択的無言症と診断された。その診断は「以前は私を制限していた」ことを認めながら、彼女はアスペルガーを病気とは見なさず、代わりに「スーパーパワー」と呼んでいる。
https://ja.wikipedia.org/wiki/グレタ・トゥーンベリ……ちなみに、
幼少期の診断はあくまで暫定的なものなので、
乳幼児期に自閉症と診断された子が、健常(一般)枠で問題なく就職したり、
高機能自閉症と言われた子が、中学になる頃にはアスペルガーと見做されたり。
アスペと診断された場合も、
約2割の子が成長してから診断を外れますしね。
……私は三十路も半ばを過ぎてから、やっと診断を貰えたクチですが(←)
勿論、この「スーパーパワー」は、10代の少女が
「自分の障害を前向きに捉えた発言」と受け取ることも出来ますが。
母子そろって、「
二酸化炭素が視える」なんて発言をする時点で、
そんな可愛いものじゃない。オカルトの世界に足を踏み入れています。
「前世が視える」的な霊感商法と、何が違うの?……アスペや自閉症スペクトラムを誤解されたくないので、何度でも言います。
アスペかサヴァンかに関わらず、
二酸化炭素が視える障害特性は存在しません。
前述のダニエル・タメットはアスペだけでなく、サヴァン症候群でもありますが、
そのダニエル・タメットですら、二酸化炭素を可視化することは不可能です。
私達の抱える発達障害。より正確な翻訳としては
神経発達障害と言い、
基礎研究クラスの科学者なら、更に厳密に
神経発生発達障害と言うでしょう。
発達障害は、「発達しない障害」ではなく、「
発達する障害」です。
幼少であればあるほど、脳神経系の変化の余地は大きいんです。
彼女をアスペ(或いは発達障害)の代表だなんて思われたくない。
私はもう四十路ですが、未来ある仲間(子供達)の枷にはしたくないので。
2019/12/06 不破 慈(曾祖母はアイヌ)
※アップ翌日、記事タイトル修正

彼女の発症(?)の経緯、本文のウィキ引用部を読むと、
子供に恐怖心を植え付けるビジネスであることが、よく解ります。
彼女は今16歳、年明けには17歳ですが。あと数年で、完全に大人の仲間入り。
地に足の着かない気候ビジネス、今後は被害者から加害者の一員になるワケです。
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