放射脳と兵器脳アメリカで先月30日、民主党の上院議員が
言及したとの情報もあり、生物兵器論者はノリノリです。
元軍人のトム・コットン。アーカンソー州。42歳の若手です。
その少し前、25日には、ロシア自由民主党の
ジリノフスキー党首(73歳)が「アメリカの仕業だ」と発言し、
世間を賑わせていました。薬を売って儲けるつもりなのだそうですよ?
両者は世代的に離れていますが、同じ「におい」を感じました。
勿論、コットン議員は、御老体ほど当てずっぽうではないですが。
「中国は生物兵器を開発している!」との言で思い出すのは、
「イラクは大量破壊兵器を保有している!」と云う、アレ。
そして2003年、実際に軍事侵攻をしたところ、
何も出て来ませんでした。アメポチの皆様には申し訳ないが、
米軍筋の情報だからと鵜呑みにはできない。私は鳥ではないのでね。
……そう言えば中国では、鳥インフルエンザも発生しましたね。
そもそも、現在のアメリカは、インフルエンザの流行で
既にパニック状態です。そこに新型肺炎まで加わったら悲惨。
いつも以上にピリピリしています。なにせ、マスクをしているだけで、
不審者として暴行を受けるような国です。飛沫感染なら流行して当たり前。
そして感染者を隔離するだけで、治療を一切しないどころか、
寒さ凍える講堂に放置する中国では、致死率が上昇して当たり前。
皆さん、風邪を羅いた時に熱を出すでしょう?
体内の免疫を、病原体と戦いやすくするためです。
ついでに腸内細菌も寒さに弱い。だから冷えでお腹を壊す。
「中国での致死率が高いのは、遺伝的な理由か?」と
サイエンス・ファンタジー脳全開の方々。現実を見ましょう。
実体験が一番早い。寒空の下、試しに毛布一枚で寝てみると良い。
2011年の東日本大震災時、ネットはもっと狂乱していたのでしょう。
福島第一原発事故のことです。「放射脳」と呼ばれる人々が大活躍しました。
4年経つどころか、9年経った今でも、小児癌は一向に増えていませんけれど。
放射脳に対し、「兵器脳」とでも呼べば良いのでしょうか?
ユダヤ陰謀論まで登場しました。ユダヤ人が開発したんですって。
あの人達によると、大震災もユダヤによる地震兵器だったそうです。
ああ、兵器脳で合っていますね。
2020/02/11 不破 慈(曾祖母はアイヌ)

もう一つ。インドの工学者が論文で指摘したと云う、アレ。
「
新型コロナには、HIVのゲノムの一部が組み込まれている」
そもそも、一部が「似ている」と云う話であって、
ゲノム編集を立証できたワケではなかったのですが、
それ以前に、
当の執筆者が論文を撤回してしまいました。
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