次亜塩素酸は確かに医療用に
使われる消毒液の成分ですが小ネタでスミマセンが、アップします。前記事に、
「漂白剤で治る」的なデマまで、流れていると書きました。
ず~っと気になっていたんですが、理由が判明。
漂白剤には、医療用の消毒にも使われる、
次亜塩素酸が含まれているんですよ。次亜塩素酸ナトリウム(あるいはソーダ)って書いてあると。
これを何倍にも希釈したものが、食品添加物としても使われるので、
「飲めば体内のウイルスを撃退できる」的な話に繋がったのだと。
実を言うと、
水道水にも消毒目的で極微量が使用されています。
よく、「水道水には塩素が含まれているから」って言うでしょ?
でも時間が経つと、この成分はどんどん失われていくので、
家の蛇口をひねる頃には、人体への影響はゼロです。
寧ろ、入れておかないと危険。長い旅をするんですから。
家に辿り着くまでに、ウイルスや細菌に侵されたりしたら大変。
万が一の場合を考えて、水道局の方々は頑張ってくれています。
子供の頃、メダカの飼育で教わりませんでした?
水道水をそのまま水槽に入れちゃダメだよ、って。
半日だっけ? 一日だっけ? 忘れていまいましたが。
バケツに汲んで暫く放置して、消毒液の成分が失われるまで
待たないといけない。メダカは人間より遥かに小さいですからね。
あと、もう一つ。体育の時間に、大事なことを教わりましたよね?
「
プールの水を飲んではいけない」って。アレも次亜塩素酸です。
そう、飲んではいけないんですよ。勿論、プールの水をうっかり飲んでしまったからと云って、
すぐにどうこうなるワケではない。危険なものなら子供は泳げない。
だからって、衣料用や台所用の漂白剤は違うでしょう。
うっかり口に入れてしまったら大変です。すぐ吐き出さないと。
衣類やタオル、まな板の消毒に使う分には大変、結構ですが、
濃度の違いだけでなく、他の成分だって含まれているんですから。
塩素系なので、「混ぜるな危険」の類なのですが。
「飲むな危険」という表示も必要でしょうか。
※注意書きはある2020/03/31 不破 慈(曾祖母はアイヌ)

消毒用アルコールとの併用も、「混ぜるな危険」ですって。
薬も消毒液も、
用法・用量を守って正しくお使い下さい。
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