見解を共有する人が集まると
なぜ主張が先鋭化しやすいか
~集団極性化~心理学講座の第二弾で~す★
今回は、アイヌ問題の事例で解説します(_ _)
皆さん、以下のような主張を目にしたことがあるでしょう?
「
あれは本物のアイヌじゃない、在ヌだ。なりすましのニセモノだ」
………事実はちょっと違うんですけどね( ̄∀ ̄;
現在、アイヌ民族として生活支援を受けている人の中には、
確かに、中国人や韓国人(北含む)が混ざっています。
でも、アイヌの血が一滴も入っていない
日本人(≒和人)も、大量に紛れ込んでいます。
実態は、結婚すれば誰でもアイヌ、離婚したって誰でもアイヌ。
養子縁組で誰でもアイヌ。養子と養子縁組して誰でもアイヌ。(↑)こういった、
いい加減な制度運用が為されているんです。
となれば、その中で当然、
国際結婚する人も出て来ますよね?
そうなると、「中国人や韓国人のアイヌ民族」まで登場してしまう。
そして、極端な主張をする人ほど、
土台に
確証バイアスが効いていますから。
※文字リンク国際結婚でアイヌ民族になった外国人を指して、
「在ヌだ、乗っ取りだ、背乗りだ、なりすましだ」と騒ぐ。
興味深いことに、アイヌの血が一滴も入っていない
日本人(≒和人)の存在は、何故かスルーされるんです。
指摘すれば、「あれは脳内朝鮮人」と返されます。
も~、会話になりません(=。=;
つい先日には、新手に出くわしましたよ。
「アイヌは、チュチェ思想によって先住民族だと洗脳された」
いやいやいや、土台に
確証バイアスがあるからと言って、
ちょっと現実から乖離し過ぎではないでしょうか???
彼等は何故、ここまで極端な主張をするに到ったのでしょう?
実はコレが、「
集団極性化(現象)」なんです。
↓↓↓
同じ見解を持った人達が、集まって議論します。
情報を持ち寄って共有したり、対策を話し合ったり。
そうすると、そこにちょっとした「
競争」が生まれるんです。
「俺のほうが知っている」とか、「俺の推理はもっと凄い」とか。
人間には、多少なりとも
自己顕示欲ってものがありますから。
少しの誇張が積み重なって、壮大なホラ話へと膨らんでいく。
そうして、いつしか、極端な主張をするようになってしまう。
この集団極性化、今回はアイヌ問題を例に説明しましたが。
もっと大きな単位で発生することもありますよ。
企業や自治体、国家レベルで起きることもあります。
そうなると、どんなに理に適っていても、
少数意見は葬り去られてしまいます。
2020/12/08 不破 慈(曾祖母はアイヌ)

つまり、
アイヌ問題とは法制の問題なんです。あくまで
内政問題。
内政問題なのに、「チュチェ打倒」を掲げても、意味がないでしょう?
立法府と行政府を何とかしなきゃ。その一環としての輿論形成です。
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のをやめとくれ、下っ端がおおいと紛れてかなわん。