コロナの変異株が猛威を振るうブラジルでは、
半数以上の女性が帝王切開により出産します。帝王切開で生まれた新生児は感染症に弱く、
アレルギーや自閉症、一部の自己免疫疾患や
Ⅰ型糖尿病、肥満などのリスクも高まります。
※一部引用(漢数字をアラビア数字に直しました)問題は、多くの赤ん坊が母親の膣を通らずに生まれていることだ。経膣出産より帝王切開のほうが普及している地域まである。
ブラジルと中国では半数近くの女性がお腹を切り開いて赤ん坊を取り出している。病院のない農村部で帝王切開がほとんどおこなわれていないことを計算に入れると、ブラジルと中国の都市部における帝王切開の実施率はもっと高くなる。
リオデジャネイロには出産件数の95%が帝王切開という病院もある。
(略)帝王切開で生まれた赤ん坊は感染症になりやすいというのがある。メチシリン耐性黄色ブドウ球菌(MRSA)に感染した新生児の80%は帝王切開で生まれている。
※あなたの体は9割が細菌 ―微生物の生態系が崩れはじめた(p234-237)
アランナ・コリン著、矢野真千子訳/河出書房2016.08……勘違いされたくないので言及しておきますが、
「帝王切開で生まれた子供は全員、危険だ」という話ではなく。
全体で統計をとった時に、リスクとして浮かび上がって来るいうこと。
帝王切開でなければ、助からない赤ちゃんもいますし、
因果関係と相関関係は、一見、似ているようで、実は違うものです。
ですが、「全体で統計をとった時に、リスクとして浮かび上がる」以上、
国民の大多数が、そのリスク因子を抱えている場合、何が起こるのか?
しかも、
都市生活はもともと、感染症に弱いです。
感染症に弱い生活形態の場に、
感染症に弱い人々が密集している。
この有様では、いくら弱毒化しても、病院は患者で溢れかえるでしょう。
弱毒化と感染力増はセットです。
そして、強毒化と感染力減もセット。「感染力が増加した、危険な変異株だ」という煽動に乗る前に、
その
猛威を振るっている地域と、日本との違いを考えてみましょう。
日本人は本当に、コロナウイルスと戦えないんですか?
英国からの変異株は毒性が弱い (2021/01/22) http://fuwameg.blog.fc2.com/blog-entry-2114.html 日本人、新型コロナ&過去コロナで、免疫は訓練済み? (2021/01/18) http://fuwameg.blog.fc2.com/blog-entry-2111.html2021/01/27 不破 慈(曾祖母はアイヌ)

帝王切開によるリスク増には、
腸内細菌叢(腸内フローラ)が関係します。
拙宅では、自閉症を発症するリスクの文脈で触れています。参考までに。
水銀をブロックする血液脳関門、腸内細菌により強化 (2019/09/13) http://fuwameg.blog.fc2.com/blog-entry-1953.html
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