ワクチン原因説ばかり叫ばれますが、
抗生物質の投与後に遅発性自閉症を
発症したケースだってあるんです。
※あなたの体は9割が細菌(カラー口絵)アランナ・コリン著、矢野真千子訳/河出書房2016.08エレン・ボルトという4児の母がいます。元の職業はプログラマー。
でも彼女は、医学界の常識を引っ繰り返した、スーパーお母さんです。
末の息子のアンドルーは、
2歳で自閉症の診断を下されました。
でも、おかしい。息子は一歳半まで何の問題もなく育っていた。
医者は言います。「お母さんが気付かなかっただけですよ」
でも、エレンには確信がありました。
アンドルーは一歳半の時、
耳の感染症の治療のため、
長期間に渡り、複数種類の抗生物質剤の投与を受けていた。
おかしくなったのは、それからだ。
激しい下痢を繰り返し、手脚は痩せ、お腹だけが不自然に膨らむ。
一日中、甲高い叫び声を上げ、膝を曲げずに爪先立ちで歩く。
目を合わさなくなり、呼んでも反応が返って来なくなった。
多少は覚え始めていた言葉も、一切、話さなくなった。
そして彼女は、5年の歳月をかけ、息子・アンドルーが
遅発性自閉症を発症した原因を突き止めました。
多様な抗生物質を長期間投与されたことで、
友好的な腸内細菌叢(腸内フローラ)が壊滅。代わって、アンドルーの腸内には、
病原性の細菌が繁殖していたんです。……腸と脳は繋がっています。
縦横に張り巡らされた
迷走神経によって。
脳神経系が爆発的に成長する乳幼児期、
腸内細菌叢(フローラ)に不具合が生じると、
その影響は、脳の発達にまで及んでしまいます。
何かの拍子に、フローラがダメージを受けても、
暫くすれば、元の状態に近いレベルまで快復します。
耳の鼓膜が破れた時、傷口に病原性の細菌が感染しなければ、
中耳炎を起こすことなく、元通りに塞がってくれるのと同じこと。
でも、運悪く、何かに感染してしまったら?
友好的なフローラが、復活してくれなかったら?遅発性自閉症の他に、
子宮頸癌ワクチンによる被害も騒がれます。
ワクチン撲滅派は伝えませんが、重度の副反応から快復して、
学校に通えるようになった女の子だっていますよ。
彼女達の腸内でも、アンドルーに近いことが起きたんです。
ただ、ある程度、脳神経系が発達してからの被害だったので、
友好的なフローラさえ快復すれば、日常生活を送れるようになる。
ワクチンに囚われ過ぎると、本質が見えなくなります。
2021/02/17 不破 慈(曾祖母はアイヌ)

画像は、ボルト家の家族写真(2011年撮影)。左から3番目が、
アンドルーの姉・エリン。母の意志を継いで生物学者になりました。
弟のような犠牲を増やさないため、彼女は今日も研究室で戦っています。
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