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二番目の山羊 ~アイヌは先住民族に非ず

2008年の先住民決議は騙し討ち。2019年のアイヌ新法も不当です。 ※現在は、twitterもFBもやっていません。 【 pixiv:5770560 】

違いを強調するから差別が酷くなる ~多文化共生の失態

差異(立場の違い)を強調
 ↓↓↓
共同体(仲間・身内)意識が薄れる
 ↓↓↓
差別が酷くなる・対立が激化する




ジョナサン・ハイト著、高橋洋訳、社会はなぜ左と右にわかれるのか、紀伊國屋書店20140430  ※引用(漢数字⇒アラビア数字、改行も加えました)

 リベラルは、抑圧と排除の犠牲者を支援する。人種差別、あるいは最近では性的嗜好に基づく差別など、恣意的に築かれた障害を打破するために奮闘する。しかし犠牲者を救おうとする彼等の熱意は、<忠誠><権威><神聖>基盤への依存度の低さのゆえに、集団、伝統、制度、道徳資本を弱体化させる結果に至っているケースが多々ある

たとえば1960年代、都市に住む貧民を救おうとする彼らの努力によって福祉プログラムが実施されたが、この政策は、結婚に対する人々の価値観を損ない、未婚の父母を増やし、アフリカ系アメリカ人家族の紐帯を弱めた。

70年代には、教師や学校を訴える権利を学生に与えようとした結果、学校の権威や道徳資本が浸食され、とりわけ貧しい人々に害を及ぼす無秩序な環境を生んだ。

80年代になると、スペイン系移民を援助する努力は、共通の価値観やアイデンティティではなく、アメリカ人同士の差別を助長する結果につながる多文化教育プログラムの実施に至った。

差異を強調することは、人種主義を緩和するのではなく強化する結果になるのだ。

※社会はなぜ左と右にわかれるのか
  対立を超えるための道徳心理学 [p473-474より]
 ジョナサン・ハイト/高橋洋訳/紀伊國屋書店2014.4.30





……実はコレが、(平等や人権、非暴力を訴えている筈の)
リベラル左派が、攻撃的になりやすい原因でもあるんですよ。

上手く行かないから。自分達の筋書きどおりに、事が運ばないから。


当てが外れたリベラルは、規制や罰則を強化することで、
目的を遂げようとします。そして、ますますの悪循環に陥る。

その点に関しては、共産主義国が独裁や圧政に走る理由と同じです。




2022/01/10  不破 慈(曾祖母はアイヌ)

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著者であるジョナサン・ハイト氏は、米民主党支持者。リベラルです。
でも自己正当化には走らない。人権や平等という目的を違えないんです。
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Author:ふわふわ
不破 慈(ふわめぐみ)

アスペルガー症候群(軽度の自閉症スペクトラム/神経発生発達障害の一系統)です。もともとは個人的なブログ(主に当事者研究やエッセイ発表の場)でした。

協会の不正を告発する砂澤陣さんの活動を知り、亡くなった父が、私をアイヌどころか北海道とも無関係に育てた理由が解りました。

父方の祖母は陸奥源氏、福島の母方は東北の蝦夷(安倍氏)。私自身は神奈川県横浜市で生まれ育ちました。


※最も解りやすいアイヌ問題
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