【プーチン英雄論という幻想】
陰謀論を信じると敵が見えなくなる……私、逆に知らなかったのですが。
「プーチン英雄論」というカルト教義が存在したんですね。
「秋田犬好き」とか「柔道をやっている」との理由で、
「プーチンは親日」と勘違いする人がいるのは知っていましたが。
そこまで“重症”だったとは。全く気付きませんでした。
私としては「お花畑がいるな~」ぐらいの感覚だったんですよ。
そもそも、プーチンは
旧ソビエト連邦の人間です。
不可侵条約を破って、火事場泥棒を働いた国の人員ですよ。
しかも、
日本がポツダム宣言を受諾してから千島と四島を強奪した。
アイヌにしたって、ロシア人はいけ好かない相手です。
ロシアは樺太を始め、極東シベリアを流刑地にしていました。
凶悪犯罪者が次々と送り込まれてくる。窃盗・強姦・殺人の被害多数。
現在では樺太アイヌと呼ばれる
エンチウの女性が強姦・殺害され、
それを切っ掛けに締結されたのが、1875年の千島樺太交換条約です。
明治8年、千島樺太交換条約 (榎本武揚) (2016/02/26) http://fuwameg.blog.fc2.com/blog-entry-1624.html……ロシア国籍を選択し、樺太に残った人々の末路は悲惨でした。
日本人がいる時には、絹のガウンを纏うほどの生活が出来ていたのに。
一気に困窮し、北海道へ渡ることが、彼等の切なる願いだったそうです。
2022/03/04 不破 慈(曾祖母はアイヌ)

グレンコ・アンドリー先生のwebVoiceの記事、以下に転載します。
基本的には自分用の控えですが、ご覧になりたい方はどうぞ。
↓↓↓
PHP研究所:webVoiceより日本人のプーチン妄想...
「独裁者」を「英雄」にするプロパガンダ2022/2/28 グレンコ・アンドリー(ウクライナ出身/国際政治学者)侵略戦争というまさかの暴挙に踏み切ったロシア。私たちは、プーチン大統領の頭の中を読み誤っていた。ウクライナ人学者による日本への緊急警告。※本稿は、グレンコ・アンドリー著『NATOの教訓』(PHP新書)の内容を、一部再編集したものです。◆あまりにも現実からかけ離れたプーチン礼賛日本の保守層の一部では、重度な「プーチン妄想」が蔓延している。妄想を意図的に拡散している人物も何名かいる。
とくに日本では安倍首相、アメリカではトランプ大統領が在任中の時代に、プーチンを褒めたたえるプロパガンダが繰り返された。
日本の新聞や雑誌では「安倍・プーチンの蜜月関係」「プーチンとトランプが惹かれ合う理由」などの表現が記事に記されていた。
プーチンを礼賛するプロパガンダによれば、プーチンは日米首脳と仲が良く、共に中国包囲網を作る、という。このあまりにも現実からかけ離れた妄想には、仰天するしかない。
また、プーチンを「国際金融資本」やら「ディープステート(影の政府)」と戦う英雄のように見なす陰謀論も蔓延していた。本来、この手の陰謀論を信じる人は「頭の悪い人」と一笑に付せば済む話だが、最近はSNS(ソーシャルメディア)で陰謀論が広まり過ぎて実害が出てしまうので、笑えない。
とくに陰謀論が日本の保守層に広まると、自分のことを愛国者だと信じる人達が日本を守るつもりで日本に害を与えてしまうので、注意が必要だ。
◆陰謀論を信じた人は現実の敵を見なくなるまず「プーチンは英雄」という設定の陰謀論について。プーチン英雄論が広まることの害は、保守層がロシアを警戒しなくなることだ。あたかも、ロシアが日本の味方であるかのような錯誤に陥ってしまうのだ。
現実には、ロシアが日本にとって危険な敵国であり、中国に次ぐ、2番目に大きな脅威である。ロシアに対する危機感と対ロシア防衛は、日本の安全保障の大事な部分である。その点をよく理解して警戒を怠ってはいけないのに、プーチン英雄論はロシアに対する危機感を失わせてしまう。
もう一つの危険性は、陰謀論が広がり過ぎると、それを信じる人達が架空の敵に集中してしまい、現実の敵について考えなくなることだ。日本の「現実の敵」は中国、ロシア、北朝鮮、そして国内の反日勢力である。
しかし陰謀論を信じた人達は現実の敵を見なくなる。そして「架空の敵」(国際金融資本、ディープステート、ユダヤ、ロスチャイルド、ロックフェラー、フリーメーソン、イルミナティ、宇宙人、地底人、爬虫類人など)ばかりに関心を集中させる。
必然的に現実の敵に対する認識は薄れ、備えができなくなる。この状態は中ロ朝にとっては好都合だ。したがって、日本の保守層が現実離れした陰謀論に陥ることを歓迎する。
ロシアは昔から「陰謀論の生産工場」と言われている。それには明白な理由がある。自由・民主主義諸国の国民が陰謀論に陥って架空の敵に注目し、現実の敵であるロシアを認識しなくなることがロシアにとって望ましい。
だからロシアは地政学的な戦略の一環として様々な陰謀論を意図的に作成し、世界中に広めている。
◆狙いは将来にわたる侵略の固定化「プーチン妄想は根拠がない」と理解させるには、どうすればよいのか。その一つの方法は、ロシアの実際の言動を見ることである。
最も著しいのは、2020年に行われたロシアの憲法改正である。多くの条文が改正されたが、ロシアの本質を最もよく表しているのは、以下の点である。
第一に、領土割譲禁止条項である。日本でも話題になった条項だが、文字通りロシアの領土を割譲することと、ロシアの領土割譲を呼び掛けることを憲法で禁止した。他国なら何の問題もない条項である。
だが、忘れてはならない。ロシアは現在、他国の領土を不法占領している国だ。それは日本の北方領土とウクライナのクリミア半島である。いずれもロシアは「自国の領土」と言い張っており、領土割譲禁止条項は文字どおり北方領土とクリミア半島の返還を禁止する。
ロシアは他国に侵略し、他国の領土を奪うだけではなく、もし将来ロシアにまともな指導者が現れ、ロシアが不法占領する領土を帰属国に返そうと思っても憲法上、できなくしたのである。つまり、ロシアが将来にわたって侵略国であり続けることを固定化する狙いがある。
◆「北方領土の帰属はとっくにロシア」と決まっている同条文の中で「国境画定作業を除いて」という例外がある。この記述を理由に、日本の一部で「北方領土交渉の継続の余地がある」という見方がある。だが、完全な誤りである。
ロシアの認識では、「国境画定作業」というのは、地図上ですでに決まっている国境を、現地で実際に画定することである。たとえば川、山などの自然物がある関係で、国境線を数百m動かした方が便利な場合は、数ヘクタール程度の土地を他国に譲ることはあり得る。
しかしロシアの国境画定作業はせいぜいその程度で、数㎞に及ぶ単位の話ではない。まして、陸上ではなく海に囲まれた島を丸ごと返還する、などということは「国境画定作業」には該当しない。ロシアからすると、北方領土の国境変更は、憲法で禁止が明記された「領土割譲」に該当する。
さらに、ロシアははっきりと「日本とは領土交渉をしていないし、したことがない」という立場を貫いている。ロシア人の認識では「領土交渉において譲らない」「領土交渉は難航している」という表現さえ間違いなのだ。
彼らからすれば、ロシアは日本と交渉そのものをしたことがない。日本が「ロシアと領土交渉を行なっている」と勝手に思い込んでいるだけである。
ロシアの認識では、日ロ交渉とはあくまで「平和条約の締結」をめぐるもので、領土の交渉ではない。「北方領土の帰属はとっくにロシア」と決まっており、日本との交渉の対象ではない、という姿勢を貫いているのである。日本人のプーチン妄想...「独裁者」を「英雄」にするプロパガンダhttps://shuchi.php.co.jp/voice/detail/9171◆グレンコ・アンドリー氏のツイッターhttps://twitter.com/Gurenko_Andrii◆ナザレンコ・アンドリー氏のツイッターhttps://twitter.com/nippon_ukuraina………現在、「愛国保守」を標榜する人々の中から、
プーチン・ロシア擁護をする勢力が炙り出されていますね。
別に驚きません。もともと胡散臭いと思っていた人達なので。
2022/03/04 不破 慈(曾祖母はアイヌ)

プルシェンコ氏がプーチン支持を表明したのは残念でしたね。
現在、
ウクライナのスケート選手は、防空壕の中にいるんですよ?
「ロシアとベラルーシの選手を出場停止にするのは差別だ」、なんて。
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