ウクライナには核兵器を管理する能力があった

ウクライナは、核兵器を
開発・製造・管理できた。

　　※太字部分だけ読んで下されば結構です。

１９９２年初めの時点でウクライナには最低２８００発～最高４２００発（数値は資料により異なる、以下同）の戦術核弾頭があった。海軍には核魚雷、核機雷、核砲弾が、陸軍には戦術核ミサイル、中距離ミサイルがあり、防空部隊も核ミサイルを持っていた。

　戦略核兵器の規模も恐ろしいほど大きかった。ウクライナには１７６発の大陸間弾道ミサイルと１７６カ所のミサイルサイロがあった。そのうち、１３０発が液体燃料の「ＳＳ－１９」であり、その射程距離は１万キロメートル、核出力は０．７５メガトンの核弾頭を６発搭載可能であった。そして、残る４６発が固体燃料の「ＳＳ－２４」であり、射程距離は１万キロメートル、核出力は０．４３メガトンで、核弾頭１０発が搭載可能であった。

ちなみに後者のＳＳ－２４はソ連時代のものではあるが、ウクライナ国内で開発され、製造されていた。

戦略核弾頭は最低１５００発～最高２１００発もあった。

※プーチン幻想 「ロシアの正体」と日本の危機［p229-230より抜粋］
　グレンコ・アンドリー／ＰＨＰ新書1180／2019.3.29
　（漢数字⇒アラビア数字、改行も加えました）




「核兵器を扱えるのはロシアの技術者だけ」
「管理できず、放射性物質が漏れ出す」
「一刻も早くロシアに輸送すべきだ。
　そうすればウクライナは安全」

　　↑↑↑

ロシアによるプロパガンダ。

拙著「プーチン幻想」の紹介記事。🇺🇦は核兵器を放棄した代わりに、安全を保障する制度を得られませんでした。強力な防衛手段をなくしたが、その代わりに🇺🇦を守ると言える国は一国もなかったのです。友好国との関係は大事だが、時には独自に判断し、防衛手段を持つべきです。https://t.co/MCCZxaoozZ

— グレンコ　アンドリー（新刊「NATOの教訓」発売中） (@Gurenko_Andrii) March 11, 2022

2022/03/11　　不破　慈（曾祖母はアイヌ）　　※アップ当日、一文＆ツイート追加

　　

嘘吐きは侵略国のはじまり。