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二番目の山羊 ~アイヌは先住民族に非ず

2008年の先住民決議は騙し討ち。2019年のアイヌ新法も不当です。 ※現在は、twitterもFBもやっていません。 【 pixiv:5770560 】

陰謀論と英雄神話、人は何かに縋りたくなる

陰謀論と英雄神話
 ~弱さゆえ、人は何かに縋りたくなる。



……以前、心理学の本を読んでいてさ。
陰謀論と神話の共通性」って話が出てきたのよ。

なるほどと思った。確かに、構造が似ているんだよ。

とくに、英雄神話が分かり易いと思うけれど。
ギリシャ神話のヘラクレスとか、スサノオの八岐大蛇退治とか。


世界の何処かに、悪いヤツがいて、民を苦しめる陰謀があって。
それを退治(根絶)するために、英雄が戦いへと赴く。

(↑)を現在に当て嵌めると(↓)

世界の何処か(なぜかウクライナ)に、悪いヤツ(DS)がいて。
民を苦しめる陰謀を根絶するため、プーチンが戦っている……となる。



でもね、私はそれだけじゃ納得が行かなかったのよ。
確かに、構造的には陰謀論と神話に共通性がある。というか、同じ。

でも、フィクションと現実の区別が付かない理由は何だろう???
延々と考えていたら、グレンコ先生の本に、こんな一節を見つけた(↓)

※抜粋
 ポピュリズムの国に共通しているのは、一般市民の生活が悪くなっており、「社会から正義が失われているのは、何らかの悪意や陰謀が働いているからだ」と考える雰囲気である。この論理に従えば、悪意を取り除けば正義が戻り、自分たちの生活がよくなるということになる。
※グレンコ・アンドリー著、NATOの教訓(p232より)PHP新書1261



宗教と同じで、英雄(神)に縋りたいのね。



言うなれば、現実逃避

グレンコ先生は、陰謀論に嵌ると、
現実の敵が見えなくなるって仰っていたけど。

正確に言えば、逆だ。
現実から目を逸らしたいがため、陰謀論に逃げた。


家族関係に悩んで、宗教に走った結果、家庭が崩壊。一家離散。
経済苦に悩んで、宗教に救いを求めた結果、壷を買わされる(笑)


カンタンな解決策を、人は求めるのよ。
一時の安心、一時の安楽を得るために。

それで何も解決はされないんだけど。
目的は、「現実から逃げること」だから。

本人達は、満足なのよ。




2022/03/30  不破 慈(曾祖母はアイヌ)

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陰謀論者が不満そうに見えるのは、自分の“信仰”を共有してくれないから。
「赤信号、皆で渡れば怖くない」で、賛同者が多いという“安心”を得たいの。
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Author:ふわふわ
不破 慈(ふわめぐみ)

アスペルガー症候群(軽度の自閉症スペクトラム/神経発生発達障害の一系統)です。もともとは個人的なブログ(主に当事者研究やエッセイ発表の場)でした。

協会の不正を告発する砂澤陣さんの活動を知り、亡くなった父が、私をアイヌどころか北海道とも無関係に育てた理由が解りました。

父方の祖母は陸奥源氏、福島の母方は東北の蝦夷(安倍氏)。私自身は神奈川県横浜市で生まれ育ちました。


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