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二番目の山羊 ~アイヌは先住民族に非ず

2008年の先住民決議は騙し討ち。2019年のアイヌ新法も不当です。 ※現在は、twitterもFBもやっていません。 【 pixiv:5770560 】

アイヌ7割、沖縄3割。本土日本1~2割……縄文の遺伝子

アイヌ7割、沖縄3割。本土日本1~2割。
※日本人に受け継がれる縄文の遺伝子の割合




……過去記事でも軽く触れましたが。
改めて、人類学カテにアップしておきます。

2019年の研究(DNA解析)では、上記の通り、
現代日本人に受け継がれる縄文古来の共通遺伝子の割合が、
アイヌでは約7割、沖縄で3割。本土では1~2割と出ました。

なるほど、この割合を見れば、日本の人類学界における
弥生以降に置換に近い混血が起きたとの解釈にも納得です。



ただ、ここで注意すべきことが二点、あります。


先ず、一点目。
この研究で使われた現代アイヌのデータ(サンプル・試料)は、
1980年代の平取町二風谷で、当時の高齢層から採取されたものです。

現在の二風谷住人は、サンプル提供者の子・孫世代だそうですから。
縄文の遺伝子を7割も受け継ぐ人達は全員、鬼籍に入っています。

つまりは明治期、遅くとも大正年間に生まれた人達だったんです。
現代アイヌというよりは、近代アイヌとの理解が適切でしょう。



続いて、二点目。
現代アイヌとして用いられた36名分の試料中、3名は和人のものでした。

区別が付かないほど混血が進んだ3名だった、と考えることも出来ますが。
可能性として一番高いのは、「養い子」ではないかと、私自身は見ています。


斉藤成也著、核DNA解析でたどる日本人の源流、河出書房新社20171105

本格的なデータ解析が始まったのは2010年になってからだ。アイヌ人のDNAは、もともとミトコンドリアDNAの研究のためにあつめられたが、それから30年以上経過しており、SNPタイピングに使うことができたのは、36名のDNAだった。[p132]

ヤマト人が密集している位置にアイヌ人が3名、韓国人が密集している位置にヤマト人が1名存在しているが、これらの人は遺伝的にはそれぞれヤマト人と韓国人である。[p138]

※核DNA解析でたどる日本人の源流/斉藤成也/河出書房新社2017.11




アイヌは昔から、和人の子を貰って育てることがあったんですよ。

あるいは、「その3名の親が養い子」だったのかも知れません。
遺伝的には和人の養い子が、明治以降に和人と結婚すれば、
生まれる子供は代々、「遺伝的には和人」になります。





2022/04/17  不破 慈(曾祖母はアイヌ)

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近代生まれのアイヌ36名中、3名が和人とは、かなりの高率ですが。
遺伝的に和人のアイヌは、古くから存在しました。確実に、江戸時代にも。
私達が「DNA検査に意味ナシ」と主張するのは、こういった事情からです。
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[ 2022/04/17 11:48 ] アイヌ問題 -4.DNA・人類学・考古学 | TB(0) | CM(0)
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Author:ふわふわ
不破 慈(ふわめぐみ)

アスペルガー症候群(軽度の自閉症スペクトラム/神経発生発達障害の一系統)です。もともとは個人的なブログ(主に当事者研究やエッセイ発表の場)でした。

協会の不正を告発する砂澤陣さんの活動を知り、亡くなった父が、私をアイヌどころか北海道とも無関係に育てた理由が解りました。

父方の祖母は陸奥源氏、福島の母方は東北の蝦夷(安倍氏)。私自身は神奈川県横浜市で生まれ育ちました。


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