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二番目の山羊 ~アイヌは先住民族に非ず

2008年の先住民決議は騙し討ち。2019年のアイヌ新法も不当です。 ※現在は、twitterもFBもやっていません。 【 pixiv:5770560 】

的場光昭医師のアイヌ動画へ返信:誤解を解くために

本日、的場光昭医師が動画をアップなさいました。
4日前の砂澤陣さんの動画に対する、返信のようです。


拙ブログの記事も紹介されたので、私から返信します。



砂澤陣氏・竹田恒泰氏の誤解を解くために【的場塾 番外編 令和6年①】
的場塾 2024年1月3日公開
https://www.youtube.com/watch?v=omdBcWJGxwE


※4日前の、砂澤陣さんの動画(↓)
 拝啓!チャンネル桜・水島社長様、竹田恒泰様、的場光昭様、
 あえて苦言を申し上げます。「今年お世話になった皆様へ」
 jinsunazawa 2023/12/30 公開
 https://www.youtube.com/watch?v=oCkGSGOS9XU&t=273s




01:10~

的場医師は、竹田恒泰氏の動画(2020年4月3日公開)を取り上げ、
間違った内容であると明言して下さいました。素直に感謝申し上げます。

竹田恒泰氏の「駆逐・強姦」発言以降、自称・愛国者様から、
性的な暴言を吐かれるようになり。非常に不快な思いをしていました。






 



03:10~

私のことを「Fさん」としてご紹介して下さいましたが。
不破慈(ふわめぐみ)」という名称を隠した理由は何ですか?


私の出自に関する情報も、的場医師の動画では触れられていません。
利権を告発する側のアイヌ系子孫の存在が、不利益に繋がるのですか?






03:30~

私のブログ記事が紹介されていました。以下の過去記事です。
 ↓↓↓
アイヌ否定論:科学を捩じ曲げればデマ認定は当然 (2022/09/17)
https://fuwameg.blog.fc2.com/blog-entry-2287.html


……その中から毎日新聞の記事が引用されており、
確かに、旭川医科大学の稲垣克彦准教授の論文が取り上げられています。
私も、稲垣准教授が仰る「歴史修正主義者云々」には、興味がありません。

しかしながら、国立遺伝学研究所の斎藤成也先生の発言も載っていた筈です。


斎藤成也先生の発言に触れなかったのは、何故でしょうか?
文脈から判断するに、的場医師の発信を問題視しているご様子。
 ↓↓↓


ゲノム論文を不当切り張り
「先住民族でない」アイヌへのヘイト拡散

毎日新聞 2022/7/31 06:00
 ※記事後半から引用

 さらに深刻なのが、「科学的」と称してアイヌ民族を否定するヘイトスピーチの広がりだ。保守系雑誌などで活動する元北海道議や医師が中心となり、インターネット動画や著書、講演会などで「DNA分析の結果、アイヌは先住民族ではない」「先住民族を語るのは特権が目当てだ」などと主張を繰り広げている。

 ゲノム研究の専門家ではない彼らが依拠するのは篠田さんらの論文だが、結論ありきの自説が目立つ。そもそも民族とは、共有する歴史文化や帰属意識などが重視され、DNAでは決まらない。しかし「科学的アイヌ否定論」は、真に受けた人々による拡散が続く。

◆科学者の社会責任問う

 ヘイトに立ち向かう科学者は、意外な所から現れた。固体物理学が専門の稲垣克彦・旭川医科大准教授は22年3月、「歴史修正主義者による先住民族史への干渉」などと題する論文を発表。アイヌ否定論者の言説を原典の論文と詳細に見比べ、学術成果を不当に引用する手口で本来とは逆の結論に改変している実態を明らかにした。

 「例えば引用箇所を数カ所省くだけで、縄文人とアイヌとの共通性の説明が、共通性がないように読めてしまう。原典まで調べる読者は少なく、悪質だ」

 稲垣さんは北大出身で、学生時代はアイヌ語も学んだ。専門外の分野に関わることにはためらいもあったが、「人権問題であり、科学者の一人として看過できない。科学のルールを逸脱している点に絞って反論することにした」と、本業と平行して作業を進めた。その上で「成果を歪曲(わいきょく)された専門の研究者は、見ないふりをしていいのか」と、科学者の社会的責任を問いかける。

 ヤポネシアゲノムの研究者はどう考えているのか。斎藤さんに尋ねると、実はヘイト本や動画をチェックして、心を痛めていたという。「言論の自由もあり、我々がどこまで対応すべきか迷いがあった。でも、もっと正確な情報発信に努めなければ」

 斎藤さんは「この機会にはっきり伝えたい」として、こう訴えた。「研究で明確になったのは、アイヌの人々が縄文人のゲノムを最も受け継いでいるということ。アイヌ否定論は完全に誤りだ」【千葉紀和】
https://mainichi.jp/articles/20220728/k00/00m/040/062000c


※毎日の記事は有料になっていますが。以下のリンク先で全文をご確認頂けます。
  ↓↓↓

https://blog.goo.ne.jp/ivelove/e/9ce3f78209553f2852fb8cfa87312c27





……的場医師は動画で、自分の主張が、「アイヌ先住民族否定論」であって、
「アイヌ否定論」ではないと説明なさいました。つまりは、印象操作であると。

要点はそこじゃないんですよ。お気付きになっていないようですけれど。
広く世間一般に向けて発信した時、どのように受け取られるか。


言い換えれば、社会性の問題なのです。
サイエンス・コミュニケーション。



次の項目を読んで頂ければ、ご理解下さいますでしょうか。






05:37~

的場医師は、「駆逐」という文言を多用なさいます。

私も、学術研究において「駆逐」という用語が、
必ずしも虐殺を意味しないこと、当たり前に存じております。

しかしながら、的場医師の著書には、その点に関する言及がありません。
断り置きをせず、「駆逐」という語を世間に向けて発信すれば、どうなるか?


一般の人は、勘違いするでしょう。
竹田恒泰氏も「駆逐」という語を用いています。

駆逐して混血」したのだそうですよ。それが「強姦」らしいです。




尚、「駆逐」用語の解説時に、的場医師の背景に表示された文言は、以下でした。
 ↓↓↓

 『科学的〝アイヌ先住民族〟否定論』で使用した駆逐

*私は、これまでの考古学的知見や歴史的記録に、篠田先生の著書や論文を検討して上のような結論を出し、さらにその後のDNA研究の検討でアイヌのルーツを、東シベリア(11世紀)→オホーツク文化人駆逐(12世紀)→擦文文化人駆逐・倭人との混血(13世紀)と結論づけた。
*アイヌはオホーツク文化人の後からオホーツク方面に移住し、13世紀にオホーツク文化人、次いで擦文文化人を駆逐して北海道に広まった。





……「篠田先生の著書や論文を検討して」とありますが。
検討した結果、篠田先生とは異なる解釈に至った、との理解で宜しいですか?

ミトコンドリアDNAハプログループの研究の段階で、篠田先生の解釈は、
「オホーツク人と擦文人(縄文系)との混交で成立したのがアイヌ」でした。


篠田先生とは異なる解釈に至ったのであれば、それはそれで構いません。
的場医師には、的場医師独自の視点があり、独自の解釈をなさっているだけ。

しかしながら、「篠田先生とは異なる解釈」という言及がなかったばかりに、
保守間で、「篠田先生と的場医師の見解が同じ」という誤解が広まっています。

つまり、的場光昭医師は、国立科学博物館の館長と、同じ知見を有している、と。


私のように、篠田先生の著書や論文にしっかりと目を通し、
的場医師の主張と照合させる活動家が、どれだけいるのでしょうか?






07:30~

国立科学博物館の篠田謙一先生(現館長)の
ミトコンドリアDNA研究の図を2点、引用なさっていました。

篠田先生のミトコンドリアDNA研究における知見は、上に記した通り。
「オホーツク人と擦文人(縄文系住民)の混交で成立したのが、アイヌ」

的場医師は、「アイヌは東シベリアから」という持論を展開なさっていますが。
篠田先生の著書や論文に記された解釈とは異なっていること、改めて言及します。



的場医師が、独自の主張を展開することを問題視しているのではございません。
勘違いする活動家が多いので。実際、篠田先生の見解だと混同する人がいます。

尚、ここでも的場医師は、竹田恒泰氏の「強姦」という主張を、
明確に否定して下さいました。重ねて、御礼申し上げます。






08:50~

斎藤成也先生の著書から図を2点、引用なさっていました。
ミトコンドリアDNAと核ゲノムを解析した図でしたけれど。

ただ、斎藤成也先生は、国立科学博物館に所属した経歴がございません。
長年、国立遺伝学研究所で教授職をお勤めで、2022年3月末に退職。
4月以降は、特任教授の待遇になり、研究室を構えています。

もしかしたら、神澤秀明先生と混同なさったのでしょうか?
国立科学博物館・人類研究部の学者さんです。理学博士。
つまり、篠田謙一先生の部下に当たる方ですね。

引用されている左側の図に、小さく(神澤ら[2013]より)とあるでしょう?
取り敢えず、ミトコンドリアDNA限定の研究であること、念頭に置いて下さい。



更に細かいことを申し上げますと。厳密には、二重構造説において、
「アイヌは列島の北に追われた縄文人の子孫」とは定義されていません。


二重構造説はあくまで、本土日本における話をしているんですよ。
本州・四国・九州。北海道は北海道で、独自の発展を遂げたとの位置付けです。


ですが、世間一般には、北海道を含めた話として広まってしまいました。
ここに隙ができたんです。現代アイヌにも利用されてしまいました。

いえ、もしかしたら、彼等も勘違いしているのかも知れません。


小さなことなので、私もこれまで、説明せずに来てしまいましたけれど。
的場医師がもし、ご存知ないようなら、その点にも着目して頂きたいです。






10:47~

今度は、斎藤成也先生の著書から、核ゲノム解析の図が引用されました。

しかし、的場医師が引用した図には、縄文人の情報が含まれていません
現代人の情報のみを用いて、二重構造説への反証を試みています。無理がある。

ですので、私のほうから縄文人の情報を含んだ図を提示しましょう(↓)


別冊宝島2403号 DNAでわかった日本人のルーツ、p15より 20161229
出典:別冊宝島2403号 DNAでわかった日本人のルーツ、p15より




……左下に「三貫地縄文人」とあります。赤く表示されていますね。
福島県相馬郡新地にある三貫地貝塚から出土したので、こう呼ばれます。
今から大体、3000年くらい前の人物です。時代的には、縄文晩期ですね。

つまり、核ゲノム解析において、東北の縄文人と最も近縁なのがアイヌでした。


アイヌのばらつきが激しいのは、直近の混交による影響と考えられています。
本土日本の方向に流れているでしょう? 近代以降、混交が加速したので。



加えて、図の右サイド。下から、琉球→本土日本→中国と上昇しますが。
これは、地理的な南北の高低を表しています。上に行くほど、北に向かう。

アイヌが、三貫地縄文人の上に位置するのは、北方民との混血が起きた証拠。

篠田先生は、ミトコンドリアDNAハプログループ解析の研究の段階で、
「オホーツクと縄文系(擦文)の混交でアイヌが成立」とお考えでしたが。

核ゲノム研究の結果からも、その方向性の正しさが裏付けられています。



実を云うと、先に的場医師が提示なさったミトコンドリアDNAの解析図
小さく、(神澤ら[2013]より)と書かれていた図のことですが(08:50~)

アイヌが、北海道縄文人の近くに表示されていなかったからと云って、
アイヌは、擦文人(北海道縄文人)の子孫ではない、との立証はできません



寧ろ、オホーツク人よりは、北海道縄文人に近い、とも見做せるんですよ。



そもそも、ミトコンドリアDNAは、母系の連なりしか追えません。系統解析です。
核ゲノムを含めたヒトの全ゲノムを100とすれば、その中の1%に過ぎない。

そこにどうしても、“サンプリング誤差”というものが生じてしまいます。


篠田先生も、その“偏り”を念頭に置いた上で、ミトコンドリアDNAの研究から、
「オホーツクと擦文(縄文系)の混交でアイヌ成立」とお考えになったのでしょう。







……さて、随分と長くなってしまいました。
最後まで目を通して頂き、ありがとうございます。


的場光昭医師の動画コメント欄に書き出そうかと思ったのですが。
ご覧のように、コメント欄に投稿するには、長大な文章になってしまい。

動画内で紹介された私の記事も、何方かが送って下さったようなので。
また宜しくお願いします。他力本願で申し訳ない。機械には疎くて。



竹田恒泰氏の「強姦説」に対する明確な否定には、改めて感謝申し上げます。
本文中にも書き出しましたが、「駆逐して混血した」という主張のことです。

竹田恒泰氏が、的場医師の著書を引用したという明確な事実もありませんから。
竹田恒泰氏も、独自に「駆逐」という語を選んで使用なさったのかも知れません。


何れにせよ、何の注釈も付けずに「駆逐」という語を用いれば、世間は誤解します。
「虐殺」「殲滅」といった意味合いで。私達子孫は、暴言を吐かれるようになった。

現代アイヌや、そのシンパからではありませんよ? 保守系の活動家からです。



今後、「駆逐」という刺激的な語を世間に向けて発信する場合は、
せめて、学術的な用法であることを説明する旨、添えて下さい。


左派人権活動家は、この状況を最大限に活用するでしょう。

実際、毎日新聞に取り上げられました。稲垣克彦准教授は兎も角、
斎藤成也先生にも、「ヘイトである」と認識されてしまっています。






尚、私は「Fさん」ではございません。
不破慈(ふわめぐみ)と申します。


砂澤陣さんと共に、
アイヌ利権を告発する側の子孫です。

以後、お見知り置きを。





2024/1/4  不破 慈(曾祖母がアイヌ)

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国立科学博物館・篠田謙一館長の直近の見解に関しては、以下に書き出しました。
近代生まれのアイヌに、縄文の遺伝子が70%ほど、伝えられていたんです(↓)
https://fuwameg.blog.fc2.com/blog-entry-2345.html#comment1614
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[ 2024/01/03 21:17 ] アイヌ利権問題 -4.DNA・人類学・考古学 | TB(0) | CM(0)
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不破 慈(ふわめぐみ)

「アイヌ問題を解決するためには手段を選ばない」と豪語する急進派から、『Fさん』という隠語で親しまれるアイヌ系日本人です。
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協会の不正を告発する砂澤陣さんの活動を知り、亡くなった父が、私をアイヌどころか北海道とも無関係に育てた理由が解りました。
不正にはNO!



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◆北方領土について①
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◆的場光昭について①
◆的場光昭について②
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◆古谷経衡について
◆篠原常一郎について
◆小林よしのりについて①
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◆杉田水脈議員の発言①
◆杉田水脈議員の発言②

◆アシリ・レラについて
◆アイヌの盗作活動について


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