二番目の山羊 ~曾祖母はアイヌ

和人との婚姻を強制された? そもそも旧土人保護法には、婚姻に関する条項自体が存在しません。

SS:堕天使(1)【R15G】

「堕胎」がテーマです。
心的外傷のある方は避けて下さい。

※性的描写はありませんが、一応、年齢の低い方にはお勧めしません。

着想は20年前。(中学だったか高校だったか……忘れました)
6・7年前かな? Webにアップしましたが。(あの時もfc2さんでしたねぇ)

一日70錠の誤診投薬の最中でしたんで、無駄が多かった(苦笑)
「別物」として書き直します。短いです。




子供は皆、真っ白に生まれて来る。



 トゥルルルル……、トゥルルルル……
 『ただいま留守にしております。
 ピーッと言う発信音のあと、メッセージをお願いします』
 ピーッ!

 「もしもし? もう三日も無断欠勤なさってますけど。
  何かありました? ご連絡下さい」


女は爪を噛んでいた。
昼間だと言うのに、窓もカーテンも締め切り。
一人、真っ暗な室内で。

台所には洗い物。……いや、おかしい。
用意はしたが、食べなかったのだろうか?
無造作に投げ込まれた食器からは、排水口にまで料理が垂れ流されている。
……今日の食事、と言うワケでは無さそうだが。

 「……この子が居ても、取り戻せなかった……」

女は腹に手を当てた。
子が居るようだ。まだ目立ってはいないが。

 「……殺してしまおうか?
  殺してしまえば、私のもの……。
  殺してしまえば、あの人は……、
  殺せば、殺せば、あの人は……」

まるで呪詛だ。
爪を噛みながら、時折、その言葉だけを発している。



更に四日が経ち。女の遺体は発見された。
付近の住人から、「異臭がする」との通報を受け。

  『締め切っていたのに、何故?』

窓が開けられていたのだ。二箇所あるうち、片方の窓。

晴天続きの、夕方・4時過ぎ。
女の遺体は、傾いた太陽の光に照らし出されていた。



異様な光景だった。
遺体は、まるで爆弾が仕掛けられていたかのように、下腹部が破裂していた。
“外側から”ではなく、“内側から”。

四方八方、放射状に女の肉片が飛び散っていた。
そして、血溜りからは、窓に向かって小さな足跡。

桟とガラスには、紅葉のように小さな手の平。

べっとりと。赤い



2013/11/26  不破 慈

終わってから手入れします。

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[ 2013/11/26 19:08 ] 二次 -3.ShortStory[ORIGINAL] | TB(0) | CM(0)
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