※前々回記事で予告した件。先ず、「あたご」の話から。現場は千葉県野島崎沖。 岩礁地帯であり、海難事故多発域。「あたご」は全長165mの護衛艦。死亡者二名(父・子)。子は船舶免許ナシ。 前夜、遅くまで酒を飲んでいた。事件は早朝4時。
まぁ、ご子息が船舶免許を持っていない事自体は問題ではありません。
(運転していたとしても、免許保有者の監督指導の下であるならば)体内にアルコールが残っている状態で、
乗船している点です。海上航行中に
乗組員が飲酒状態。たった二人の漁船であれば。
状況に応じて、代わる代わる操舵(運転)しますよね?
一般の(陸の)道路であればどうですか?飲酒運転です。
護衛艦「あたご」は、全長165mです。学校のグラウンド。直線で何メートルのラインが引けますか?
それを考えれば、「巨艦ぶり」が伝わりますよね?
これほど大きな船です。小回りに動けないだけでなく。
もし、小刻みに方向転換をすれば、強く大きな波が立ってしまいます。返って、小さな船を危険に晒してしまいます。
更に。
現場は岩礁地帯であり。海難事故多発域。つまり、海底面に岩肌がゴツゴツしており。
水面下の造り(船底部)が大きい「あたご」が、
ヘタに動いては、座礁し、転覆してしまう恐れがある。
回避責任は、漁船側にあった、と言う事です。
翻って。今回の「おおすみ」。当初、メディアにより、「漁船と衝突」と報じられましたが。
組合に船籍が無いのです。漁船ではありません。「釣り船」と今、言い換えられていますが。
早い話、「
釣り遊びのための小舟」。プレジャーボートです。
何故、
救命胴衣を着けていない?大型客船の乗客では無いのですよ?
私も、何度か勤め先の船に乗せて貰いましたが。
船室で座っているだけでも、万が一の為、
救命胴衣は着用しなければなりません。
仮に、停泊中のボートに対し、
おおすみが突っ込んだのであれば責も問われましょうが。
全長178m。時化でも無ければ、目視で充分確認出来ます。
救助されたお二人。
「おおすみが加速してきて衝突された」?では、何故、
おおすみの左舷後方に衝突の痕跡が?艦体を横方向に突進して来たのですか?物凄い芸当です。第三者の目撃証言では、
「釣り船の方が」との事ですが?
2月9日。都知事選ですね。そんなにも自衛隊に傷を付けたいのでしょうか?2014/01/18 不破 慈
まぁ、アタシは田母神氏に一票を投じますが?
大雑把過ぎるんだよな……。
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