二番目の山羊 ~曾祖母はアイヌ

和人との婚姻を強制された? 旧土人保護法にそんな条項は存在しません。道庁のHPで全文を確認できます。

ヤクザと芸能(壱):的屋(テキヤ)興行

やっとこさ、本題に入ります。

皆さん、的屋(テキヤ)はご存知ですか? 縁日なんかの、露店ね。

別に、「的屋=ヤクザ」では無いんですが。
日本の芸能史を振り返れば、密接に関係している。

んおっと。その前に。
昔の「ヤクザ」、つまりは「侠客」って呼ばれる人達と、
今の「暴力団」は、「イコールでは無い」からね?


もう、現代には、民衆が「親分」って慕えるような「侠客さん」は居ないねぇ。
昔も、酷い人は酷かったけどさ。


縁日なんかでさ。露天商が集まるじゃん?
アレ、昔は、「芸」を呼び物にして、商売してたんだよ。
今は食べ物を作って売ったり、物品を販売するだけの人ばかりだけどね。

だから「的屋芸術」って言葉を、小沢昭一さんは使ってた。 「日本の放浪芸」ね。
本だけでなく、10年ぐらい前、CDで復刻版が出回ってたな(キラキラ)

で。こういう人達は、やっぱり、「社会の枠組みから外れた人々」。
こういう人をまとめて、「ヤクザ者」って呼んだんだよ。





その中で、腕っ節の強い男達なんかが、「頭」を立てて「組」を作った。
で。「島(シマ)」って呼ばれる、縄張り争いをしていたワケだよ。

ただ一つ、今の「暴力団」と違うのは。
彼等は、ヤクザ者同士で抗争を繰り広げる事はあっても。
「堅気の衆」に手を出す事は、滅多に無かった。
 (出したら組内で制裁)

彼等の「矜持」、美学だよね。
どんな世界であれ。一線を守っている人間を、私は尊敬する。



で。的屋の話に戻すと。
コレ、つまりは「興業」なワケですよ。 「当時の興行」。

昔は、「メディア」なんて無いじゃん? 移動手段も無いじゃん?
その地域・その地域毎の、「娯楽」に限られたんだよ。

縁日なんかの「ハレ」の日に。場所を借りて、「催し物」をやって。
ドカーン!と集客して。で、効率良く、収益を上げる。

前記事で挙げたような「門付け」は、儲からない「芸能」だから。
だから「大きな組織」とは、あまり関わりが無い。目を付けられない。
放浪してるウチ、縁日の場に辿り着いて。そこで演奏する事はあっても、ね。






まとめると、基本的に、
「日本の芸能」を担って来たのは、社会の枠組みから外れた人だった。

その「芸能」の中で。
集客率の高い「興行」を、「ヤクザ者」が中心になって組織してた。
だから、「ショバ代」なんて言葉があるじゃん? 「縄張りを使用するお金」ね。

美空ひばりさんが、未だうんと若い頃(デビュー早いからね)
暴力団との関係を取沙汰されて、NHKに出演出来なかった事があったんだけど。

日本の興行を取り仕切って来たのは、「ヤクザ者」なんだよ。
伝統的に、その構造がある。永六輔さんも、著書で書いてた。

日本で、芸能を担ってたのが、どういう社会的立場の人か、知ってたからさ。
「ああ、なるほどな」って、直ぐに理解出来たよ。


2014/03/02  不破 慈

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次は、戦後のヤクザの話に入りま~す。(多分)
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[ 2014/03/02 14:18 ] 社会問題 -2.文化・伝統・歴史 | TB(0) | CM(0)
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