二番目の山羊

北海道出身の父はアイヌクォーター、福島出身の母は「蝦夷のアベ」

井上織姫考:かなしい心

ひっさびさに鰤ます!
本日のメインテキスト、「巻40」と、「巻41」!
お持ちでしたら、お手元にご用意下さい。

なんか……。メインキャラなのに……。
うーちゃんママ(片桐叶絵さん)より、誤解を受けているようで。

アタシのご贔屓は、勿論、ルキアさんですが。
アタシ、織姫には感謝してるんです。
なかなか、人に心を開けないルキちゃんが。
素で接する事の出来る、同性の親友。 ホント、有り難いです。





砕蜂隊長のファンからは。
「お前、随分、織姫には甘いじゃん」とか言われそうですが。

だって、織姫、未だ「女子高生」ですから。

砕蜂は、プロの戦闘集団の、それも、ウン百人の部下を預かる隊長です。
確かに、前総隊長を喪った事実は堪え難いでしょう。

が。 かと言って、八つ当たりをしては、下の者を、更に動揺させてしまう。
あの裏挺隊員。 隠密機動・第五分隊です。 つまり、砕蜂の部下。

とは言っても。それは「隊長として」の、砕蜂に対する、私の見方。
単騎で、「戦士」として見れば。
これほど優れた「暗殺者(アサシン)」は居ないでしょう。

夜一様と対峙した時。 結果的に、夜一が、瞬閧を発動させ、
「鬼道(霊圧)による身体能力の底上げ」で、砕蜂を上回りました。

が。それ無しでは?
斬術では解りませんが、歩方と白打では、既に先代司令官を超えている?
100年と言うブランクだけでしょうか?





織姫の話に戻します。

織姫。この破面篇全編を通して、心理的に不安定でした。
仲間を人質として脅され。 選択肢ないですよね? 織姫からしたら。

で。自分の能力を使えば、
「崩玉」の存在を「無に帰す」事が出来るのでは? とか。
「もう、怖くない。信じる事にしたから」とか。
あとは、ネルに「ちゃんと助けて貰わなきゃ!」と叱られ、気を取り直すも。

やはり、目の前で、仲間の胸に「孔」が開けられては。
理性も吹っ飛んでしまう。


しかも、その「仲間」は、「黒崎一護」なのだから。

「朽木さん」が、倒された時。
弱々しくとも、微かな霊圧があったんでしょう。

が。石田と二人、天蓋の上へ駆け付けた時。
「黒崎の霊圧を感じない。どこだ?!」 (巻40頁162・石田発言)

「霊圧を感じない」状態で、「胸に孔を」開けられたんです。





頭は、真っ白ですよ。
それでも、反射的に、立花の楯で受け止めた。 (巻40頁131)
そして、直ちに治療を始めた。 (同・頁137)

が。「霊圧」が無いのです。 終に、「仲間」を喪ってしまった。
しかも、「黒崎君」と言う、一番大事な、彼女の「心の支え」。


だからこそ。ウルキオラは、石田の攻撃に対して言ったんです。
「お前は黒崎一護の仲間の中で 最も冷静な人間だと踏んでいたんだが」

つまり。 逆上しての無差別連射か? と。 (同・一頁前の、136)


コレに対し、石田。 「……冷静さ。だから君と戦う余裕がある……!」
キレる男です。回転が速い。 救護の織姫を向かわせたのだ、と。

このやり取り。つまりは、
「手遅れだ。死んでいる」
「否、諦めない!」  です。





そして、頭が大混乱してる最中。 石田が左手をもがれ、激しく流血。
この負傷で、辛うじて、「現実」に繋ぎ止められます。 (同・頁140~141)

そして、ますます、混乱する。
ただでさえ、「黒崎君」一人で、頭はいっぱい。

が。彼女は、それでも、動いています。
立花の楯で、きちんと石田を援護している。
 (同・頁143)
いとも簡単に、ウルキオラに破壊され。何の効果もありませんが。

戦闘主体の女性じゃ無い。 コレ以上、どうしようもありませんよね?


「いっぱいいっぱい」の状態で、
「拠り処」である、「黒崎君」の名前を叫んだ。

誰が責められるでしょう?





次、巻41。

「虚化」どころか。「丸っきり虚」になってしまった、黒崎一護。
「姿」だけなら未だしも。その「霊圧」ですよ。

「あれが本当に…… 黒崎君なの……?」 (巻41頁27)
コレは、織姫だけの言葉ではありません。石田も同じ思い。

「人とは思えない」、「あまりの所業」に、石田が止めに入ります。 (頁60~)
「それをしたら本当に… お前は人間じゃなくなる……!」

鰤のテーマは。 「心」を「護る」ですから。
 → 真面目に鰤考:何を護る? (2013/04/24)


で。石田は暴走した「虚・一護」に刺され。
織姫は「石田君!」と叫び、駆け寄ろうとするのですが。
一護の「声」が聴こえて来る。  「……俺 ガ 助 ケル」

「あたしのせいだ!」
「黒崎君がこんな状態になったのも。石田君を刺したのも。あたしのせいだ!」


冷めた事を言えば。石田は、霊圧から、未だ大丈夫だったのだと。
(注:織姫は、アタシみたいに、冷たい判断はしていませんw)



一護が正気を取り戻して。織姫も石田も、安心しましたね。 (頁78~80)





この、巻41の巻頭詩。

  失くしたものを
  奪い取る
  血と肉と骨と
  あとひとつ



「虚」って言うのは。 「それ」が欲しくて。
喰らおう、喰らおうとしてる輩ですよね。

奪ったところで。手に入るものでは無いのですが。
「与えるもの」であり。 「受け取るもの」であり。


ウルキオラに取って。 織姫は「初めての存在」。
我欲向き出しの、汚い闘争しか見て来なかったウルキオラに取って。

どんなに傷付けられても、「憎悪」や、「侮蔑」ではなく。
「何で、そんな事するの?!」 「もう止めて!」 と。
「悲しい」という想いを向けて来る。

「かなし」=「愛し」  だから、「慈悲」という言葉がある。





「354.heart」 (頁91~)

「それは 何だ」 で始まる、ウルキオラの、回想を交えたモノローグ。


  そうか
  これが そうか
  この掌にあるものが ――




2014/04/12  不破 慈

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テーマ的に。重要でしたね。この回。


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[ 2014/04/12 17:09 ] 二次 -1-1.鰤考 | TB(0) | CM(0)
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